ニュースの要約
- スマホゲームにおいて、2024年は海外発作品が初の6割超えとなった
- 中国発オリジナルタイトルと日本発IP作品が上位ランキングの中心となっている
- ゲームジャンルでは、RPG一強から多様化が進み、MMORPGやパズルゲームなどが伸びている
概要
株式会社スパイスマートは、スマホゲーム専門の運営ソリューション『LIVEOPSIS』の「新規ランクインアプリ」機能を活用し、2024年に新たにApp Storeセールスランキング200位以内に入ったスマホゲームを調査しました。
対象となった128作品についてジャンル別傾向、IP活用状況、パブリッシャーの地域分布、ランキング初動順位などを集計し、新作アプリのトレンドを分析しています。
その結果、2024年の新規ランクインアプリでは海外発タイトルが全体の62.5%を占め、初の6割超えとなったことが明らかになりました。また、リリース初月と2025年4月時点の両方でセールスランキング上位30位以内に入った「好調」な作品の内訳は、中国発のオリジナル作品が5本、日本発のIP作品が5本、そして中国発のIP作品が3本となり、「中国発×オリジナル」と「日本発×IP」の二極構造が現在の上位ランキングの中心となっていることがわかりました。
さらに、ゲームジャンルでは、従来優位だったRPGが全体の約6割を占める一方で、MMORPGが前年比2.5倍と大幅に増加、またパズルゲームも伸びるなど、ユーザーの嗜好の変化によるジャンルの多様化が進んでいることが明らかとなりました。
編集部の感想
編集部のまとめ
スパイスマート:2024年新作スマホゲームのヒットタイトルを調査。海外発作品が初の6割超えについてまとめました
今回のスパイスマートの調査では、スマホゲーム市場における新しいトレンドが浮き彫りになりました。
まず注目なのは、海外発作品の躍進です。2024年の新規ランクインアプリの6割以上が海外発タイトルとなり、初の6割超えを達成しました。これは単に海外タイトルが強くなったというだけでなく、日本市場においても海外の作品が高い支持を得るようになってきたことを示しています。
また、上位ランキングを占めるのは「中国発オリジナル」と「日本発IP」のタイトルが中心となっており、両陣営が熾烈な競争を繰り広げている状況がうかがえます。単なるIPの力だけでなく、良質なコンテンツ造りと継続的な運営施策が重要な要素になっていることがわかります。
さらに、ユーザーのゲームジャンルに対する嗜好の多様化も進んでおり、従来優位だったRPGに加え、MMORPGやパズルゲームなども人気を集めるなど、市場の広がりが見られます。
このように、スマホゲーム市場では、海外作品の台頭、オリジナル・IPの二極化、ジャンルの多様化など、大きな変化が起きつつあります。今後さらにこの傾向が加速していくと予想されるため、市場の動向に注目していく必要があるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000023865.html