Intuneポータルサイトを探している従業員の方、展開や設定を任されたIT担当の方へ。結論から言うと、ポータルサイト(Company Portal)は「会社が用意したアプリを探して入れ、自分の端末の状態を確認する窓口」です。
- Web版のURLは portal.manage.microsoft.com。職場・学校アカウントでサインインするだけで使えます
- Windows・iOS・Android・macOSにはそれぞれ専用アプリがあります
- 使える操作(削除・リセット等)はOSと登録方法で変わります
- サインインできない時は「アカウント→アプリの版→登録状態」の順で切り分けます
Intuneポータルサイト(Company Portal)とは?アプリ・Web・Intuneアプリの違い
ポータルサイトは、Microsoft Intuneで管理されている端末の利用者向けの窓口です。会社が許可したアプリの検索・インストール、端末の登録状態の確認、サポート連絡先の表示などができます。提供形態は3つあります。
| 形態 | 主な使い手 | 役割 |
|---|---|---|
| ポータルサイトアプリ | 従業員 | アプリ入手・端末登録・状態確認 |
| ポータルサイトWeb版 | 従業員 | ブラウザからアプリ確認・端末操作 |
| Intuneアプリ(Android) | Android利用者 | Android向けの管理・登録用アプリ |
従業員が日常的に触るのはポータルサイトで、管理者が触る「管理センター」とは別物です。名前が似ているため混同されがちですが、管理者用の設定画面ではありません。
Androidは端末の管理方式によって、ポータルサイトアプリとIntuneアプリのどちらを使うかが変わります。会社から案内されたアプリを優先してください。
ポータルサイトWeb版へのアクセス方法とサインイン手順
約2分で完了します。アプリを入れなくても、ブラウザだけで使えるのがWeb版の強みです。
- ブラウザで portal.manage.microsoft.com を開く
- 『サインイン』を選び、職場・学校アカウント(会社のメールアドレス)を入力
- パスワードと多要素認証(スマホでの承認など)を完了
- 『アプリ』『デバイス』のメニューが表示されれば成功
Web版は、端末がまだ登録されていなくても利用できます。ただしその場合、端末の登録が必要なアプリは入れられません。
ブックマークしておくと、アプリを探す時に便利です。個人のアカウントではなく、必ず会社のアカウントでサインインしましょう。
プラットフォーム別インストール方法(Windows / iOS / Android / macOS)
Windows ── Microsoft Storeから入れる
スペック行:無料/所要時間 約3分/Windows 10・11対応。
『スタート』から『Microsoft Store』を開き、「Company Portal」で検索して『入手』を選びます。起動後、職場アカウントでサインインします。
iOS ── App Storeから入れる
スペック行:無料/所要時間 約5分。
App Storeで「Intune Company Portal」を検索してインストールし、サインイン後、画面の案内に沿って端末の登録を進めます。
Android ── Google Playから入れる
スペック行:無料/所要時間 約5分。
Google Playで「Intune Company Portal」または「Microsoft Intune」を入手し、サインインします。Google Playが使えない端末では、組織の案内に従いアプリのパッケージを手動で入れる(サイドロード)方法が使われることがあります。
macOS ── 配布されたアプリを使う
スペック行:無料/所要時間 約5分。
Microsoftの配布ページからインストーラーを入手するか、管理者がIntuneで配布したものを使います。
アプリ名が似た偽アプリに注意しましょう。提供元が「Microsoft Corporation」であることを確認してからインストールしてください。
ポータルサイトでできること(アプリのインストール・デバイス管理)
主な操作は次のとおりです。
- アプリの検索とインストール:会社が配布を許可したアプリだけが並びます
- 端末の状態確認:会社のルールを満たしているか(準拠状況)を確認
- 端末名の変更:ポータル上の表示名を変更
- 端末の削除・リセット:退職や端末入れ替え時に実施
- リモートロック:紛失時に端末をロック
「準拠していません」と表示された場合は、画面の案内に沿ってOSの更新や画面ロックの設定を行えば解消するケースが多いようです。
OS別のセルフサービス操作の対応可否一覧
使える操作はOSと登録方法で異なります。代表的な傾向を表にまとめます。
| 操作 | Windows | iOS | macOS | Android |
|---|---|---|---|---|
| 名前変更 | 可 | 可 | 可 | 可 |
| 端末の削除 | 条件あり | 可 | 可 | 可 |
| リセット(ワイプ) | 可 | 条件あり | 可 | 可 |
| リモートロック | 不可 | 可 | 可 | 可 |
「条件あり」の代表例は、Microsoft Entra参加のWindowsは、ポータルからの削除ができない点と、自動登録したiOSは、ポータルからのワイプができない点です。管理側の設定で操作ボタン自体が非表示にされていることもあるため、表は目安として使ってください。
リセットは端末内のデータを消去します。実行前に必ずバックアップと、会社の手順の確認を行いましょう。
管理者向け:ポータルサイトのカスタマイズ設定
管理者は、Intune管理センターのテナント管理からポータルの見た目や表示内容を調整できます。
- ブランド化:組織名・ロゴ・テーマ色の設定
- サポート情報:連絡先の電話番号・メール・Webサイトの表示
- アプリソース表示:アプリの配布元や公開元の見せ方の調整
- ボタンの非表示:利用者による削除・リセットボタンの非表示
問い合わせ先が空欄のままだと、利用者は困った時にどこへ連絡すればよいか分かりません。最初に設定したい項目です。
会社支給端末では削除・リセットを非表示にし、誤操作を防ぐ運用が多く見られます。BYODでは利用者に選択権を残す考え方もあります。
Windowsへのポータルサイト展開方法(Intune配布)
新しいポータルサイトは、Microsoft Storeアプリ(新)としてIntuneから配布できます。
- 管理センターの『アプリ』→『Windows』→『追加』を選ぶ
- アプリの種類で『Microsoft Store アプリ(新)』を選択
- ストアで「Company Portal」を検索して選び、『選択』
- 割り当てで、対象のグループを指定して作成
デバイスグループに必須(Required)で割り当てると、ユーザーの操作なしで導入されます。少数の端末で試してから全体へ広げると安全です。
従来の配布方式から切り替える際は、旧アプリの割り当てと重複しないよう整理しておくと混乱を避けられます。
サインインできない・アプリが表示されない時のトラブルシューティング
原因の切り分け順
- アカウント:個人アカウントでサインインしていないか、パスワードの期限切れがないか
- アプリの版:古いバージョンのままではないか。特にAndroidのIntuneアプリは最小バージョン要件があり、旧版はサポート終了となっているため、更新を確認
- 登録状態:端末が正しく登録されているか。Web版で『デバイス』に表示されるかを確認
- 割り当て:アプリが自分のグループに割り当てられているか(管理者に確認)
- 同期:ポータルの『設定』から『同期』を実行し、数分待つ
ヘルプデスクの案内テンプレート
「ポータルサイトを最新版に更新し、会社のメールアドレスで再度サインインしてください。それでも表示されない場合は、端末名とエラー画面のスクリーンショットをご連絡ください。」
やってはいけないのは、焦って端末をリセットすること。多くは更新と再同期で解決するため、まず上の順で確認しましょう。
よくある質問
ポータルサイトは無料ですか?
アプリ自体は無料で入手できます。利用には、会社側がIntuneのライセンスを用意している必要があります。
BYOD(私物端末)でも使えますか?
使えます。ただし私物端末では、会社が管理する範囲が仕事用のデータやアプリに限られる設計が一般的で、会社支給端末より使える操作は少なめです。
IT管理者に何が見えますか?
一般に、端末名・OSの版・準拠状況・会社が配布したアプリの一覧などが確認できます。私物端末では、個人のアプリ一覧・写真・メッセージ・閲覧履歴などは見られない仕組みとされています。詳細は会社のプライバシー案内で確認できます。
2026年9月時点の情報です。画面名や仕様は更新されることがあります。

















