神戸大学発のAIスタートアップ、株式会社テラアクソン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:小澤誠一氏、安田鉄平氏)が、シリーズAラウンドで約1億円の資金調達を実施したと発表しました。今回の調達により、累計資金調達額は約1.3億円に達します。研究開発や製品化の強化、人員・組織の増強に資金が充てられる予定です。
ニュースの要旨
- 神戸大学発AIスタートアップ「TelaAxon(テラアクソン)」がシリーズAで約1億円を調達
- 引受先は神戸大学キャピタル(リード)、SMBCベンチャーキャピタル、みなとキャピタル、フューチャーベンチャーキャピタルの4社
- 累計調達額は約1.3億円に到達
- 資金はAI研究開発・製品化、人材採用、組織強化に活用
- 連合学習・継続学習などのプライバシーテックをコア技術とする
テラアクソンが取り組む「持続可能なAI」
テラアクソンは、神戸大学数理・データサイエンスセンター長である小澤誠一教授の研究成果の社会実装を目的に、2022年5月に設立されたスタートアップです。複数のAI同士を統合して学習を強化する「連合学習(Federated Learning)」をはじめ、継続学習(Continual Learning)、AIセキュリティ、データ秘匿関連技術などをコア技術として保有しています。
人工知能はすでに研究段階を終え、人とAIが共生する社会の実装が進んでいます。一方で、プライバシー侵害、心理的操作、運用持続可能性といった課題も浮上。テラアクソンはこれらの課題に向き合い、金融・ヘルスケアなど高い秘匿性や倫理性が求められる領域でも、特別な技術者でなくてもAIを開発・運用できる環境の構築を目指しています。
詳細情報
今回の第三者割当増資の引受先は以下の4社です。
- 株式会社神戸大学キャピタル(リード投資家・既存株主)
- SMBCベンチャーキャピタル株式会社
- みなとキャピタル株式会社
- フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
いずれも関西のスタートアップ育成に注力するVCであり、地域連携による成長加速が期待されます。神戸大学キャピタルの石田真士氏は「小澤先生の優れた技術と安田代表の創造的な提案力が融合し、複数サービスの研究開発が売上実績にも反映されてきている」とコメント。SMBCベンチャーキャピタルの川戸啓太氏も「プライバシーテックは今後も大きな成長が期待される領域」と評価しています。
調達した資金の使い道は大きく2つ。研究開発では、国内外でデータサイエンティストの採用を強化し、大学や企業との共同研究体制を整備。Deep Tech研究エコシステムの中核を担う姿勢を示しています。製品化では、高いユーザビリティを備えた製品化を進めるため、DX関連製品開発に強い企業との連携を深める方針です。
すでに具体的な事業として、金融機関向けの特殊詐欺検知AI(不正送金監視システム)や、健康・ウェルビーイング分析および行動推奨といったAI SaaSプラットフォーム事業を展開中。みなとキャピタルの藤原淳氏は「被害者保護を第一に考える不正送金監視AIシステムは、社会問題の解決に貢献できる」と期待を寄せています。
まとめ
AIとプライバシーの両立は、ヘルスケアアプリや金融系アプリを利用するユーザーにとっても無関係ではないテーマです。テラアクソンの連合学習技術は、ユーザーの個人データを守りながらAIの精度を高めるという、これからのアプリ開発における重要な技術基盤になり得ます。特殊詐欺対策AIの社会実装も進みつつあり、金融系アプリの安全性向上にも波及しそうです。今回のシリーズA調達を機に、テラアクソンのプライバシーテックがどのようなサービスに結実していくのか、今後の動向に注目です。
【株式会社テラアクソン】 神戸大学発のAIスタートアップ「TelaAxon」がシリーズAラウンドで、約1億円の資金を調達 by PR TIMESをまとめました
神戸大学発のAIスタートアップ・テラアクソンが、神戸大学キャピタルをリードとする4社から約1億円を調達。累計調達額は1.3億円となり、連合学習などのプライバシーテックを軸にした研究開発と製品化が一段と加速します。人とAIが安全に共生する未来づくりに向け、金融・ヘルスケア領域での社会実装が期待される注目のスタートアップです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000132072.html

















