ニュースの要約
- 2025年カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーに、恵水流生監督の最新作『Family And War』が上映決定
- この作品は、「戦場」と「家族喧嘩」の相似を描いたショートフィルム
- 撮影は神奈川県小田原の森で行われ、俳優の伊藤慶徳が主演を務める
概要
株式会社emir heartが制作した短編映画『Family And War』が、2025年カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーで上映されることが決定しました。
『Family And War』は、「戦場」と「家族喧嘩」という見た目では全く別のものの中に、何か共通するものがあるのではないかという着想から生まれた作品です。監督の恵水流生は「争いは、誰か遠い人たちの話ではなく、実はとても身近なところから生まれているのかもしれない」と述べ、国や民族といった大きな対立ではなく、家族という最も身近な場所を舞台に、相手を理解したいのにできない、わかりあいたいのに傷つけてしまうという感情の根っこに、戦争とも地続きの何かがあるのではないかを探っています。
ロケ地は神奈川県小田原の森の奥深くで、静寂のなかに響く銃声と水音、森に差し込む朝の光が、リアルと幻想の境界を16mmフィルムが繊細にすくい取っています。さらに、キャストには実力派俳優の伊藤慶徳を起用し、彼の演技力が作品を支えています。
物語は、森の中で向き合う兵士たちを、少年ヤマトの視点から描いています。ヤマトの瞳に映るものは、憎しみか、希望か。そして、兵士たちが辿り着く運命とは一体何なのか。この映画が観る者の心に投げかける問いに、ぜひ注目してください。
編集部の感想
編集部のまとめ
2025年カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナー:恵水流生最新作『Family And War』上映決定!についてまとめました
今回の発表は、2025年カンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナーで、恵水流生監督の最新作『Family And War』が上映されることが決定したというものです。この作品は、「戦場」と「家族喧嘩」という二つの見た目では全く異なる「争い」の姿を重ね合わせ、その根源にある感情の共通性を探るという意欲的な試みになっています。
特に注目されるのは、従来の大きな対立構図ではなく、最も身近な家族関係に着目した点です。監督自身も「争いは、誰か遠い人たちの話ではなく、実はとても身近なところから生まれているのかもしれない」と述べているように、私たちの日常の中にも、戦争と通底する何かが潜んでいるのかもしれません。
また、ロケ地に神奈川県小田原の自然豊かな森を選び、16mmフィルムによる繊細な映像表現で描き上げている点も見逸していません。さらに主演の伊藤慶徳が熱演を見せるとのことで、観る者の心に深く迫る作品になることが期待されます。
カンヌ国際映画祭の選出作品に選ばれたことは、この作品の高い評価の証といえるでしょう。観る者の心に深く刻まれる作品になることを願っています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000099450.html