ニュースの要約
- 高い技術的障壁を突破し、直径50mmの大型カルコゲナイドガラスレンズの成形に成功
- 京都府の開発助成事業を活用して、ガラスの物性データ取得と詳細なシミュレーションを実施
- 独自の成形装置開発で量産化への道を開拓
概要
株式会社東海エンジニアリングサービス(以下、TES)は、セキュリティ・監視システムや自動運転技術に不可欠な大型赤外線レンズの画期的な製造技術を開発しました。
従来は技術的限界とされてきた直径40mm以上のカルコゲナイドガラスレンズの割れを防ぐ成形条件と専用装置の開発に成功し、赤外線光学デバイスの性能向上と量産化への道を開きました。
カルコゲナイドガラスは、金型を用いたプレス成形が可能な材料として注目されていましたが、一般的なガラスと比較して強度が低く、特に温度変化に敏感であるため、直径10mm以上の大型レンズを割れずに成形することが技術的に困難でした。
TESの入社3年目の若手エンジニアが、この技術的課題に挑戦。京都府の開発補助事業「エコノミックガーデニング」に採択され、ガラスの物性データ取得と詳細なシミュレーションを実施した結果、割れを防止する成形条件の確立に成功しました。
さらに「エコノミックガーデニングII」にも採択され、最適な成形条件を精密に再現できる専用装置の開発に着手。2024年12月に完成した専用装置を用いた試作では、従来の技術的限界を大きく超える直径50mm近いレンズの成形に成功しています。
この革新的な大口径カルコゲナイドガラスレンズは、4月23日(水)~25日(金)にパシフィコ横浜で開催される光学業界最大の展示会「OPIE’25」にて、TESのブースで展示されます。開発者も出展ブースに在籍しているので、関心のある方は現場の声もお聞きいただけます。
編集部の感想
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赤外線技術の発展はセキュリティや自動運転に欠かせないので、この大型レンズの量産化は大きな意味を持つ
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従来の課題を解決するための取り組みは、まさに技術開発のプロセスの良い事例だと感じる
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若手エンジニアの挑戦と、企業が全面的にサポートする風土が評価に値する
編集部のまとめ
大型赤外線レンズの量産製造技術:株式会社東海エンジニアリングサービスが技術革新を開発 – セキュリティと自動運転の未来を支えるブレークスルーについてまとめました
今回の発表は、従来の技術的限界を大きく超えるほどの大型赤外線レンズの量産製造技術を開発したものです。
赤外線技術はセキュリティシステムや自動運転といった、私たちの安全を支える重要な技術分野で活用されています。そのような中で、TESが大型レンズの成形技術を開発したことは、これらの分野の性能向上や普及に大きく貢献するものだと評価できます。
特に注目されるのは、若手エンジニアが主体的に課題に取り組み、企業がその挑戦を全面的にサポートしたという点です。こうした企業文化があってこそ、大きな技術革新が生み出されたのだと感じます。
今後、さらなる品質向上に向けた取り組みにも期待が持てそうです。業界関係者だけでなく、最先端の光学技術に関心のある人にとっても、この「ブレークスルー」は注目に値する成果だと言えるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000156577.html