ニュースの要約
- 大学生の91%が「LINE VOOMのコンテンツは面白くない」と回答
- LINE VOOMが流行らない理由は、レコメンド機能や動画編集機能などのツール整備が不十分なため
- 大学生に人気のショート動画プラットフォームはYouTubeとInstagram
概要
株式会社RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」は、最新のZ世代調査として「LINE VOOM」に関する調査レポートを発表しました。
調査では、大学生の91%が「LINE VOOMのコンテンツは面白くない」と回答したことが明らかになりました。学生たちは、「YouTube ShortsやInstagramの方が手軽で、あえてLINE VOOMを見る必要性を感じない」「他のSNSで既に見たことのある動画ばかりで新鮮味がない」「TikTokやInstagramと比べて、自分の興味に合った動画が表示されにくい」などの理由から、LINE VOOMを支持していないことがわかりました。
調査の結果を踏まえ、協力した学生メンバーと考察した結果、「LINE VOOMは動画プラットフォームとしてもSNSとしても中途半端で、どちらの魅力も打ち出せていない」との結論に至りました。また、人気動画プラットフォームの特徴として、個人の趣向に合わせたレコメンド機能と動画編集のしやすさが挙げられましたが、実際にLINE VOOMはこれらの機能が弱いため、クリエイターの参入も進まず、コンテンツの多様性も生まれていないと分析されています。
一方で、大学生に人気のショート動画プラットフォームはYouTubeとInstagramで、Instagram利用者が多い理由としては、写真投稿やストーリーズ、リール(ショート動画)を通じて統一感ある自己表現が可能な点が支持されているようです。また、チャット機能でインフルエンサーとつながりながら、その延長線上でショート動画も楽しめる「いいとこ取り」な構造が人気の一因だとの指摘もありました。
編集部の感想
編集部のまとめ
LINE VOOM:大学生の91%が「面白くない」と回答!?Z世代のホンネ調査から見えてきた流行らない理由についてまとめました
今回の調査から、LINE VOOMがZ世代に評価されない理由が明確になりました。ショート動画プラットフォームとしての機能不足が大学生の支持を得られない主な要因のようです。
特に、レコメンド機能や動画編集機能の整備が不十分なことが指摘されています。TikTokやYouTube、Instagramなどの人気プラットフォームは、これらの機能が優れており、自分好みのコンテンツが見つかったり、手軽に動画を作れたりするため、支持されているのに対し、LINE VOOMはその点で劣っているようです。
また、「他のSNSで既に見たことのある動画ばかり」という指摘もありました。ユニークで新鮮なコンテンツが乏しいことも若者の支持を得られない一因かもしれません。
しかし一方で、LINE自体はZ世代にとってなくてはならないチャットツールであり、そういった機能との接続性を活かせれば、長期的にショート動画プラットフォームとしても成功できる可能性はあると感じます。今回の調査結果をしっかりと分析し、若者の求めるサービス像に近づけるよう改善に取り組んでいく必要があるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000033607.html