ニュースの要約
- 2025年は宅配事業者をかたるSMSが最多で、金融・決済サービスをかたるSMSが前年比3倍に急増
- スミッシングで悪用されたブランド名の1位は「Mastercard」、2位は「佐川急便」、3位は「りそな銀行」
- 生成AIを悪用し、多種多様な文面を大量に作成して効率化する可能性が示唆
概要
トビラシステムズ株式会社は、2025年に流行したスミッシング（SMS を悪用したフィッシング詐欺）の手口の傾向をまとめた「スミッシングトレンドレポート2025」を公開しました。
2025年の調査では、宅配事業者をかたるSMSが1位を5年連続で占め、金融・決済サービスをかたるSMSが前年比3倍に急増して2位になりました。また、官公庁をかたるSMSも3位にランクインしました。さらに、「Mastercard」「佐川急便」「りそな銀行」など、さまざまなブランド名が悪用されていることが明らかになりました。
加えて、多種多様な文面が大量に発生していることから、生成AIを悪用して効率化を図っている可能性が示唆されています。インターネットバンキングの不正送金被害額も前年同期比1.7倍と深刻な状況が続いています。
編集部の感想
-
詐欺の手口が巧妙化し、年々被害が深刻化していることに危機感を感じます。
-
生成AI を悪用した大量の詐欺メール配信は、対策の難しさが増しそうで心配です。
-
インターネットバンキングの不正送金被害が深刻な状況なのは、ユーザーにとって大変心配です。
編集部のまとめ
スミッシングトレンドレポート2025：今年1位の詐欺は?についてまとめました
2025年のスミッシングの動向を詳しく分析したこのレポートは、近年の詐欺手口の変化と技術的な進化を如実に示しています。特に、宅配便や金融機関、官公庁などを装う手口が増加し、しかもクレジットカードブランドや有名サービスをも悪用するなど、多様化と巧妙化が進んでいることがわかります。
さらに、生成AIを使って大量の詐欺SMSを効率的に作り出している可能性は、対策の難しさを示唆しています。加えて、インターネットバンキングの不正送金被害額の増加は、深刻な金銭的被害にもつながっていることがうかがえます。
安全・安心なデジタルサービスの利用を促進するためにも、このようなスミッシングなどの最新の詐欺手口に対して、ユーザー一人ひとりが注意を払い、対策を講じることが重要です。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000034282.html
