ニュースの要約
- スマホゲームがSteam市場に進出し、新たなユーザー層を獲得する事例が増加している
- スマホで人気のタイトルがSteamでも上位ランクを獲得し、PC向け高画質などが評価された
- 長期運営のスマホタイトルがSteamで配信されたり、PCゲームシリーズの新作がSteam版で出た
概要
株式会社スパイスマートは、スマホゲームとしてサービスを開始した後にSteam向けにリリースされたタイトルを独自に選出し、その動向や特徴を調査したレポートを公開しました。
調査の背景には、Steam市場の急成長があります。Valve社によると、日本のSteamユーザーは過去5年間で急増し、2025年3月には同時接続者数が4,000万人を突破したと発表されています。これを受けて、ゲーム企業各社ではモバイルに加え、さらなるユーザー層の獲得を目的にSteam向けの配信を開始するタイトルが増えているのが現状です。
レポートでは、英語版で同時接続者数8万7,453人を記録し、Steamセールス首位を米国・カナダ・シンガポールなど複数地域で獲得するなど、英語圏で人気が爆発した『ウマ娘 プリティーダービー』など、複数の事例を取り上げています。また、スマホ版ではApp Storeランキング圏外だったが、Steam版ではランキング2位入りを果たした『スノウブレイク:禁域降臨』や、App Storeセールス77位に対し同期間の国内Steam売上ランキングで首位を獲得した『レスレリアーナのアトリエ』など、PC向けの高画質グラフィックなどが評価された事例も紹介されています。
さらに、2014年のスマホ版リリースから9年半後にSteamでの配信を開始した『サマナーズウォー: Sky Arena』や、PCゲームシリーズの新作がSteam版でリリースされた『Wizardry Variants Daphne』、既存タイトルを3D化してリリースした『Among Us 3D』など、さまざまな移植事例を取り上げています。
編集部の感想
編集部のまとめ
スマホゲームのSteam移植事例を独自調査:【株式会社スパイスマート】についてまとめました
本レポートは、スマホゲーム市場で人気を博したタイトルがSteam市場で新たなユーザーを獲得する動きが活発化しているという興味深い内容でした。Steam市場の急成長を背景に、ゲーム企業各社がモバイルに加えさらなるユーザー層獲得を目的にSteam向けの配信を開始する中で、スマホゲームのSteam移植事例が増えてきているのが現状のようです。
特に注目されるのは、スマホ版ではランキング圏外だったタイトルがSteam版で上位に入ったり、App Storeでの人気を上回る売上を記録するなど、新しいプラットフォームで人気を博す事例の存在です。また、長期運営タイトルのSteam展開や、PCゲームシリーズの新作がSteam向けにリリースされるなど、スマホゲームの新たな可能性が感じられる内容でもありました。
今後もスマホゲームのSteam展開はさらに活発になっていくと予想され、ユーザー層の拡大やタイトルの新たな魅力発見など、興味深い動きが期待できそうです。この調査は、ゲーム業界関係者にとって非常に参考になる内容だと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000023865.html