ニュースの要約
- 株式会社みずほ銀行のスマホ決済サービス「J-Coin Pay」が、北海道弟子屈町で電子地域通貨の実証実験を開始
- 紙や現金の取り扱いに伴う業務負担や資金の域外流出を解決することを目的とした取り組み
- 地域全体で電子地域通貨による消費活性化を推進していく
概要
株式会社みずほ銀行のスマホ決済サービス「J-Coin Pay」が、2024年12月16日より北海道弟子屈町で電子地域通貨の実証実験を開始しました。
本プロジェクトは、従来発生していた紙や現金の取り扱いによる業務負担、および給付資金の域外流出といった課題の解決を目指しています。
通貨名称を「てしかがコイン」と呼び、総予算は3,700千円で、2024年12月16日から2025年1月15日までの還元期間を設けています。1ユーザーあたりの還元上限は9,000円で、別途町民700人には1,000円/人を付与するなど、最大10,000円分のてしかがコインの獲得が可能となっています。
還元率は大手チェーン店が10%、中小・小規模事業者や弟子屈町内に本社のある事業者が20%と設定されており、決済日の5日後に還元されることになっています。また、付与されたてしかがコインは、その日の翌月末まで有効となります。
弟子屈町の事業者向け説明会には約50社が参加し、デジタル化を通じた地域活性化への期待が寄せられたほか、町民向けにはスマホ教室などを通じて、キャッシュレス決済の利便性を体験いただいているとのことです。
みずほ銀行は今後も弟子屈町における電子地域通貨事業の支援を継続するとともに、他の自治体も含めたDX推進・地域経済活性化に貢献していくとしています。
編集部の感想
編集部のまとめ
【J-Coin Pay】：北海道弟子屈町における電子地域通貨実証実験開始についてについてまとめました
今回の「J-Coin Pay」を活用した電子地域通貨の実証実験は、自治体が抱える課題解決に寄与する取り組みだと評価できます。
デジタル化により、紙や現金の取り扱いに伴う業務負担の削減や、域外への資金流出防止といった効果が期待されます。また、地元事業者や住民の方々にもキャッシュレス決済の利便性を体験してもらえるのは、地域経済の活性化につながる良い試みだと思います。
みずほ銀行は今後も弟子屈町における電子地域通貨事業を支援していくと述べており、他の自治体への横展開も見据えているようです。地域経済の活性化やデジタル化の推進に貢献していくことが期待されます。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000058981.html
