ニュースの要約
- 未婚者の77.6%が結婚を意識するものの、4割が決断に迷いを感じている
- 交際期間が長期化するほど、結婚への真剣度は低下する傾向にある
- 男性は経済的不安が、女性は相手への確信のなさと経済面の両方が結婚への主な不安要因
概要
株式会社リスミィが実施した調査によると、現在交際相手がいる未婚者の多くが結婚を意識していることが明らかになりました。
具体的には、未婚者の77.6%が交際相手との結婚を「真剣に考えている」または「なんとなく考えている」と回答しています。しかし、これらの人のうち約4割は「結婚への不安や迷いがある」と答えており、簡単には決断できない状況にあることがわかりました。
また、結婚への真剣度と交際期間の関係を見ると、交際期間が「4年~5年未満」で最も高く(51.0%)、それ以降は次第に低下していく傾向にあります。つまり、必ずしも交際期間が長くなれば結婚への意識が高まるわけではないようです。
さらに、結婚への不安要因を見ると、男性は「経済的な不安」が最も大きく(41.7%)、一方の女性は「相手への確信のなさ」と「経済的な不安」が同率で最も多い(各30.1%)という違いが確認されました。年代別に見ると、20代・30代は「経済面」の不安が先行するのに対し、40代では「相手への確信のなさ」が最大の課題となっています。
この調査結果からは、結婚を意識しつつも、さまざまな壁に悩む未婚カップルの実態が浮き彫りになりました。特に、単なる気持ちの問題ではなく、価値観の違いや将来像の不一致といった本質的な問題に直面しているケースが多いことが示唆されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
PR TIMES:未婚カップルの77.6%が結婚を意識するも、4割は”迷い”あり!交際長期化で真剣度が低下する傾向もについてまとめました
今回の調査では、結婚に関する未婚カップルの複雑な実態が浮き彫りになりました。多くの人が結婚を意識しつつも、約4割が何らかの迷いを感じているという事実は、この大きな決断を前に、多くのカップルがいまだ踏み切れずにいる状況を物語っています。
特に注目されるのは、結婚への不安要因が男女で大きく異なるという点です。男性は経済的な基盤への不安が最大の課題となっているのに対し、女性は相手への確信のなさも大きな懸念材料になっているようです。さらに年代によっても変化し、40代では「相手への確信のなさ」が最も大きな壁となっています。
このように、結婚に関する課題は一概に語れるものではなく、一人ひとりの事情によって大きく異なっています。そのため、お互いの気持ちを共有し、よりよい方向性を見出していくための対話の重要性が改めて認識されるでしょう。将来に向けた夢やお金に対する価値観の違いなど、具体的なテーマについて話し合うことが、未婚カップルにとって大きな助けになるはずです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000160797.html