ニュースの要約
- カスタマーハラスメントに遭遇した従業員が「iPhone」や「Apple Watch」から上司に通報・録音できるアプリを開発
- セコムのオペレーターが従業員の状況を把握し、緊急対応や警察への通報を行うサポートサービスを用意
- 従業員の日ごろのコンディションを上司と共有できる機能も搭載
概要
セコム株式会社は、従業員がカスタマーハラスメントに遭遇した際に、スマートフォンやウェアラブル端末から上司に通報し、音声を録音できるアプリを開発しました。
従業員が店舗や訪問先でカスハラ被害に遭った場合、iPhoneやApple Watchのアプリから上司に通報すると同時に、音声の録音を開始することができます。上司はリアルタイムで従業員の居場所と音声を確認でき、迅速かつ適切な対応を講じることが可能です。音声データはクラウド上で保管され、事後であっても状況確認ができるようになっています。
また、上司の対応が難しい場合は、従業員やその上司からセコムにサポートを依頼することも可能です。セコムのオペレーターが従業員の状況や位置情報を確認し、必要に応じて緊急対処員の派遣や警察への通報などを行います。さらに、セコムの監視カメラ映像と連携した対応も用意しています。
加えて、従業員の日ごろのコンディションを上司と共有できる機能も搭載されており、出社機会の限られる営業職などの状況を上司が把握し、細やかなケアを促して健康的な勤務環境づくりをサポートします。
編集部の感想
編集部のまとめ
セコム株式会社:カスハラの通報と録音ができる「iPhone」「Apple Watch」の専用アプリを開発についてまとめました
今回のセコムの取り組みは、従業員の安全を何よりも優先し、カスタマーハラスメントに対して迅速かつ適切に対応できる体制を整備したものといえます。
従業員が被害にあった際、上司や会社に即座に通報できる仕組みが用意されているほか、録音データによって事実関係の確認が容易になり、将来の対策立案にも活かせる点は大変優れています。
さらに、セコムのオペレーターによる緊急対応やカメラ映像との連携など、万全のバックアップ体制が整っているのも大きな特徴です。従業員の健康維持を目的とした機能も、細やかなケアにつながる良い取り組みだと感じました。
このように、セコムはカスハラ問題に真摯に取り組み、従業員の安全と企業の信頼を守るためのソリューションを提供しており、今後の展開が期待できる取り組みだと評価できるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000069357.html