ニュースの要約
- 芦沢央さんの連作短編集『嘘と隣人』が第173回直木賞候補にノミネート
- 元刑事・平良正太郎を主人公とした、日常に潜む不穏な事件を描く作品
- 芦沢央さんにとって2度目の直木賞候補作
概要
文藝春秋から刊行された芦沢央さんの最新作『嘘と隣人』が、第173回直木三十五賞の候補作に選出されました。
この作品は、定年退職後の元刑事・平良正太郎を主人公に、現代社会に潜む複雑な人間模様と隠された真実を描いた連作短編集です。
ストーカー、マタハラ、技能実習制度、SNSでの誹謗中傷など、現代社会の暗部に迫るテーマを、元刑事の鋭い洞察力を通して描き出しています。
芦沢央さんは、この作品の背景について「”正しさ”が変わり続ける現代社会において、倫理観のアップデートは歳を重ねるほどにしんどくなる」という問題意識から執筆を始めたと語っています。
捜査権限を失った平良正太郎が、過去の経験と鋭い観察力を駆使して、日常に潜む謎と向き合う姿が印象的な作品となっています。
編集部の感想
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現代社会の闇を鋭く切り取った作品で、読後感が気になります!
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元刑事の視点から描かれる事件群に、深い人間心理の機微を感じます。
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芦沢央さんの独特な推理小説スタイルが、またしても光っていますね。
編集部のまとめ
文藝春秋:芦沢央さんの連作短編集『嘘と隣人』が第173回直木賞候補に選出についてまとめました
現代社会の複雑な人間関係と、その奥に潜む真実を描き出す芦沢央さんの鋭い洞察力が、再び直木賞候補として高く評価されました。元刑事という独特な視点から紡がれる物語は、読者に深い考察と驚きを与えてくれる作品となっているでしょう。今回の候補作も、芦沢文学の真骨頂を感じさせる作品に仕上がっています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000707.000043732.html