ニュースの要約
- 「眠っているピアノ」を再利用してSDGs(持続可能な開発目標)に貢献する仕組み「Wrapi(R)」を提供開始
- CO2排出量を最大0.3tも削減できる「ラッピングピアノ」の関西限定短期レンタルサービスを提供
- ラッピングデザインによって新たな価値を生み出し、様々な場所で活用できる
概要
日本国内には、かつて家庭や学校で活躍していたピアノが約1,000万台あると言われています。
しかし、そのうち、およそ半数が演奏されることなく”眠ったまま”の状態にあります。さらに、毎年およそ4万台のピアノが廃棄されると言われその重量は推定で8,000~10,000トンにも及びます。
これらのピアノをもし廃棄するとなると大量のCO2を排出するだけでなく、木材・金属・フェルトなど本来再利用可能な資源が失われていくことになります。
こうした課題に対し、株式会社トリイは「Wrapi(R)」と呼ばれるピアノのラッピングサービスを提供しています。高品質なシートで美しくラッピングし、個性や用途に応じたデザインで教育現場や公共空間、商業施設に新しい価値を提供しています。演奏性能を損なうことなく、印象的なビジュアルで空間演出を可能にします。
さらに、この取り組みは「目標11:住み続けられるまちづくり」「目標12:つくる責任 つかう責任」「目標13:気候変動対策」といったSDGsの目標にも貢献するものとなっています。
株式会社トリイは、「Wrapi(R)」を通じて、ピアノをもっと身近で親しみやすい存在にしていきたいと考えています。今後は、デザイン性と音楽性を兼ね備えたレンタルモデルの強化や、パートナー企業様との地域連携による新たな企画展開も予定しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
ラッピングピアノ:眠っているピアノでSDGs貢献――関西限定ラッピングピアノ短期レンタル開始(1台で0.3 t の CO2削減)についてまとめました
今回の取り組みは、これまで家庭や学校で眠っていたピアノを再利用し、新たな価値を生み出すというユニークな取り組みです。ピアノの製造や廃棄に伴う大量のCO2排出を抑制しつつ、ラッピングによって様々な用途で活用できるようになるというのは、環境負荷を最小限に抑えた持続可能な社会の実現につながる取り組みだと評価できます。
特に、SDGsの3つの目標に直接貢献するという点は高く評価できるでしょう。教育現場や商業施設、公共空間など、様々な場所での活用が期待されており、今後の展開にも注目が集まりそうです。
ピアノという身近な楽器を、新しい形で再利用・再生させるこの取り組みは、これまでの概念を覆すアイデアだと言えます。このサービスを通して、眠っていた資源を有効活用し、社会的課題の解決に取り組む姿勢に、大きな可能性を感じました。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000161641.html