Kiren by F-Secureとは?旧F-Secure Mobile Securityが名称変更したアプリ
結論から言うと、Kirenは不正アプリではなく、F-Secureのモバイル向けセキュリティアプリです。以前の「F-Secure Mobile Security」が名称変更され、同じアプリ枠のまま更新された後継という位置づけです。「覚えがないのに入っていた」と感じる人の多くは、アイコンと名前が変わっただけと考えられます。
スマホにKirenが入っていて不安な方へ、先に要点を並べます。
- 発行元が「F-Secure Corporation」なら、正規アプリである可能性が高い
- App Storeでは旧F-Secure Mobile Securityと同じアプリ枠で提供されており、自動更新で名前が変わることがある
- 無料のFreeと有料のPlusがあり、課金が始まっていないかはApple IDのサブスクリプション画面で確認できる
- 使わないなら、アプリ削除とサブスク解約で済む。端末に害は残らない
- 日本語表示は2026年10月17日時点で未対応の状態が続いている
主な機能は次のとおりです。
| 機能 | Free | Plus |
|---|---|---|
| Link Checker(リンクを開く前の安全確認) | 利用可 | 利用可 |
| Breach Check(メールアドレスの流出確認) | 1回のみ | 継続監視 |
| Message Checker(貼り付けた文面の詐欺チェック) | 利用可 | 自動フィルタも追加 |
| Scam Scanner(画像の詐欺・ディープフェイク判定) | なし | 利用可(月間の回数上限あり) |
無料で使える範囲は「自分で確認操作をするタイプの機能」が中心で、自動で守り続ける機能と画像判定は有料側、という分け方です。
Kirenが勝手にインストール・更新された主な原因3つ
「勝手に入った」と見えるケースは、大きく3つに分けられます。自分がどれに当てはまるかを見分けてください。
原因① 旧F-Secure Mobile Securityが自動更新でKirenに変わった
以前にF-Secure Mobile Securityを入れていた場合、自動アップデートで名前とアイコンが入れ替わります。ホーム画面の位置が変わらず、アプリ名だけ変わっているなら、このケースです。
原因② キャリアやプロバイダのセキュリティ付帯サービス
通信会社やプロバイダのオプションとして、F-Secure系のセキュリティが付いている契約もあります。契約時に案内された記憶がなくても、申込書や会員ページに載っていることがあります。付帯の有無は、契約中サービスの一覧で確認するのが確実です。
原因③ 家族共有・過去の同一Apple IDでの導入
同じApple IDを使う家族のスマホや、以前使っていた端末で入れたアプリが、新しい端末に自動でダウンロードされる設定があります。「自動ダウンロード」がオンだと、覚えのないアプリが並ぶ原因になります。
| 見分けるヒント | 考えられる原因 |
|---|---|
| 以前F-Secureのアプリを使っていた | ①自動更新による名称変更 |
| 通信契約のオプション一覧に載っている | ②キャリア・プロバイダ付帯 |
| 購入履歴に自分以外の端末や家族の記録がある | ③Apple ID共有・自動ダウンロード |
まず「過去に入れた記憶があるか」「通信契約にセキュリティ系オプションがあるか」の2点を確認すると、原因の大半は絞れます。
ウイルスや乗っ取りではないか?安全性の確認方法
約5分で終わる確認手順です。上から順に進めてください。
- 『App Store』を開き、右上のアカウントアイコンから『購入済み』を開く。Kirenまたは旧名称が履歴にあるか確認する(約1分)
- Kirenのアプリ情報で、販売元が『F-Secure Corporation』になっているか確認する(約1分)
- 『設定』→画面上部の自分の名前→下にスクロールして、サインイン中の端末一覧に見覚えのない端末がないか確認する(約2分)
- 『設定』→『一般』→『VPNとデバイス管理』を開き、見覚えのない構成プロファイルが入っていないか確認する(約1分)
販売元が一致し、履歴や端末一覧に不審な点がなければ、乗っ取りの可能性は低いと考えられます。一方、見覚えのない端末が一覧にある場合は、Apple IDのパスワード変更を優先してください。
名前が似た偽アプリもあり得ます。メールやSMSのリンクから入れず、必ずApp Storeの検索から販売元を確認してください。
課金・サブスクが発生していないか確認する手順
安全性の確認とセットで、課金状況も見ておくと不安が一度に片づきます。
- 『設定』→自分の名前→『サブスクリプション』を開く(約1分)
- 一覧にKirenまたはF-Secureがあるか確認する。『有効』ならPlusなどの有料プランが動いている
- 一覧になければ、App Store経由の課金はなし。キャリア決済の明細や、契約中サービスの月額オプションも見る
| 状況 | 意味 |
|---|---|
| サブスク一覧に無い | Free利用か、キャリア等の別経路 |
| サブスクが有効 | Plusなど有料プランが継続中 |
| キャリア明細に月額がある | 付帯サービスの可能性。窓口での解除が必要 |
Freeは無料で使えますが、機能が限られます。Plusは継続的な流出監視や画像の詐欺判定が加わる有料プランです。
料金は為替や地域で変わります。金額はアプリ内の購入画面とサブスクリプション画面の表示を確認してください。
Kirenを使わない場合の削除・解約方法
アプリを削除する
ホーム画面でKirenのアイコンを長押しし、『Appを削除』を選びます。約10秒で完了します。アプリを消しても、サブスクは自動では止まりません。
サブスクを解約する
- 『設定』→自分の名前→『サブスクリプション』を開く
- 『Kiren』を選び、『サブスクリプションをキャンセルする』をタップする
期間の終わりまでは機能を使えるのが一般的です。
キャリア付帯サービスを止める
契約中の会員ページ、またはショップ・サポート窓口で、セキュリティ系オプションの解除を申し込みます。アプリ側の削除だけでは請求が止まらないことがある点に注意してください。
解約や削除をしても、端末に害は残りません。Kirenは端末を書き換える種類のアプリではないため、消した後に元へ戻す作業は要りません。
キャリア付帯の場合、勝手に解約手続きを進めると無料枠や割引条件が変わることがあります。解除前に契約内容を確認してください。
英語表示になる・日本語にできない場合の対処
Kirenは2026年10月17日時点で日本語に対応していない状態で、英語表示になります。アプリの不具合ではなく、現状の仕様です。
- 『設定』→『Kiren』にアプリごとの言語設定があっても、日本語は選べない
- 再インストールしても言語は変わらない。対応言語が増えるまで待つしかない
- 英語で使いづらければ、削除してもサービス自体に影響はない
日本語対応が入るかは、今後のアップデート次第です。必要になったらApp Storeの更新内容を見てください。
使い続ける場合の初期設定と通知・権限の注意点
残して使うなら、最初に次の流れで設定します(約3分)。
- アプリを開き、メールアドレスを入力して『Continue』を押す
- 届いた認証メールのコードを入力してログインする
- 通知の許可を求められたら、必要な範囲だけオンにする
画面は3つに分かれています。
| 画面 | 主な内容 |
|---|---|
| Overview | 保護状況と各機能の入口 |
| Activity | 確認した履歴や検知の記録 |
| You | アカウント、プラン、設定 |
通知や権限は、不要なものはオフにしても構いません。オンにしておく理由が分からない権限は、後から『設定』→『Kiren』でいつでも変えられます。
まずはFreeのまま、Link Checkerを怪しいリンクの確認用に使うのが無理のない始め方です。
よくある質問(FAQ)
無料で使えますか?
Freeプランがあり、Link CheckerやMessage Checkerなど基本機能は無料です。継続的な流出監視やScam Scannerは有料のPlusです。
auやdocomoなどキャリア契約の場合は?
付帯サービスとして入っている可能性があります。契約中のオプション一覧、または各社の会員ページとサポート窓口で、セキュリティ系の有無を確認してください。
他のセキュリティアプリと併用できますか?
Kirenはリンクやメッセージの確認が中心なので、併用して問題が出にくいタイプです。ただし通知が重なるため、不要なほうの通知はオフにしておくと扱いやすいでしょう。
問い合わせ先は?
アプリ内のサポート導線と、F-Secureのサポートページが窓口です。キャリア経由で契約している場合は、契約先の窓口になります。
削除したらすぐ無料になりますか?
削除だけでは課金は止まりません。サブスクの解約手続きを別に行ってください。
残す人はFreeで使い、使わない人は削除とサブスク解約をセットで行う。覚えのない課金だけが気になる人は、サブスクリプション画面と通信会社の明細を見れば足ります。
最終更新:2026年10月20日。Kiren by F-Secure(iOS版)の表示内容にもとづきます。機能・料金・対応言語は変わることがあります。

















