結論から言うと、LINEでカメラが使えない・映らないトラブルの多くは「OS側でLINEアプリへのカメラ許可がオフになっている」ことが原因です。まずは以下のポイントを確認してください。
- iPhone・Androidともに「設定アプリ側」でLINEのカメラ権限がオンになっているか確認する
- トーク画面の撮影・ビデオ通話・画面全体が真っ暗、で原因の切り分けが変わる
- セキュリティソフトや他アプリがカメラを占有していると、許可済みでも映らないことがある
- PC版LINEは、スマホ版とは別にWindows・Macそれぞれのカメラ設定を確認する必要がある
- それでも直らない場合は、標準カメラアプリで動作確認し、機種側の問題かLINE側の問題かを切り分ける
結論:LINEのカメラが使えない原因は9割が「許可設定」
「LINEのカメラが動かない」「ビデオ通話で真っ暗になる」という相談で最も多いのは、スマートフォンのOS側でLINEアプリへのカメラアクセスが許可されていないケースです。LINEを再インストールした直後や、OSをアップデートした後に発生しやすい傾向があります。
次に多いのが、他のアプリやセキュリティソフトがカメラを使用中で、LINE側からアクセスできない「排他制御」の状態です。まずは許可設定を確認し、それでも解決しない場合は後述の切り分け方法に進むのがおすすめです。
迷ったら「①OSのカメラ許可を確認→②LINEアプリを再起動→③端末を再起動」の順に試すと、多くのケースで最短解決につながります。
【iPhone】LINEのカメラ許可をオンにする手順
iPhoneでは、アプリごとのカメラ利用可否を「設定」アプリ側で一括管理しています。LINE単体の設定画面にはカメラのオン・オフ項目がないため、必ずiPhone本体の設定から操作します。
- 約1分/ホーム画面から『設定』アプリを開く
- 『プライバシーとセキュリティ』をタップする
- 『カメラ』の項目を開き、一覧から『LINE』を探す
- 『LINE』のスイッチがオフになっていればタップしてオンにする
- LINEアプリをいったん完全に終了し、再度起動して撮影・ビデオ通話を試す
スイッチをオンにしても反映されない場合は、iPhone本体を再起動すると設定が正しく読み込まれることがあります。
『カメラ』の項目自体が設定一覧に表示されない場合、iPhoneのシステム側で一時的に読み込みが遅れていることがあります。一度LINEでカメラ機能を呼び出してから設定を開き直すと表示されることがあります。
【Android】LINEのカメラ権限をオンにする手順
Androidも考え方はiPhoneと同じで、アプリ単位の権限管理画面からカメラへのアクセスを許可します。ただし機種メーカーによってメニュー名が異なるため、以下を目安に探してください。
- 約1〜2分/『設定』アプリを開き、『アプリ』または『アプリと通知』を選ぶ
- アプリ一覧から『LINE』を探してタップする
- 『権限』(機種によっては『アクセス許可』)を開く
- 『カメラ』を選び、『許可』または『使用中のみ許可』に設定する
- LINEアプリを再起動し、動作を確認する
Pixelシリーズでは『アプリの権限』からカメラ単位で一覧表示できます。Galaxyシリーズは『設定』内の『アプリ』から個別に、Xperiaなど一部機種は『アプリ管理』という名称になっている場合があります。名称は違っても、たどり着く先はいずれも「アプリごとの権限管理画面」です。
一部のAndroid機種には『データセーバー』や『バッテリー最適化』でアプリの動作が制限される機能があります。カメラ権限をオンにしても直らない場合は、この設定でLINEが制限対象になっていないかも確認するとよいでしょう。
症状別チェック:トーク画面の撮影/ビデオ通話/画面が真っ暗
結論から言うと、症状によって疑うべき原因の優先順位が変わります。まず自分の症状がどれに近いかを以下の表で確認してください。
| 症状 | 主な原因 | 優先して試すこと |
|---|---|---|
| トーク画面で写真撮影ができない | カメラ権限オフ、ストレージ容量不足 | OS側のカメラ許可+空き容量の確認 |
| ビデオ通話中に相手にだけ映らない | 通信環境、相手側の権限設定 | Wi-Fi/回線の切り替え、相手への確認依頼 |
| 画面が真っ暗になる | 他アプリによるカメラ占有、セキュリティソフトのブロック | 他アプリを完全終了してから再試行 |
特に「画面が真っ暗」になるケースは許可設定自体は正しいのに映らないことが多く、次に紹介するアプリの競合を疑う必要があります。
セキュリティソフト・他アプリがカメラをブロックしているケース
許可設定を正しくオンにしているのにカメラが映らない場合、見落とされがちなのがセキュリティソフトや他アプリによる「排他制御」です。スマートフォンのカメラは同時に1つのアプリしか使用できない仕組みのため、バックグラウンドで他のアプリがカメラを起動したままになっていると、LINE側からアクセスできなくなります。
- 約2分/最近使用したアプリの一覧を開き、カメラを使うアプリ(ビデオ通話アプリ、QRコードリーダー、防犯・見守り系アプリなど)を完全に終了する
- インストールしているセキュリティソフトに『カメラ保護』『プライバシー保護』機能がないか確認し、一時的に許可リストへLINEを追加する
- 端末を再起動し、他のアプリを起動しない状態でLINEのカメラ機能を試す
セキュリティソフトのカメラ保護機能を解除する際は、必要なアプリだけを許可リストに追加し、機能自体を完全にオフにしないようにしましょう。プライバシー保護の効果が失われてしまいます。
PC版(Windows/Mac)LINEでカメラが使えない場合の対処法
PC版LINEでビデオ通話ができない場合は、スマートフォンとは別にパソコン本体のカメラ設定を確認する必要があります。
Windowsの場合
設定所要時間の目安:約2分
- 『設定』を開き、『プライバシーとセキュリティ』内の『カメラ』を選ぶ
- 『カメラへのアクセス』がオンになっているか確認する
- 『アプリがカメラにアクセスできるようにする』もオンにする
- 下部のアプリ一覧から『LINE』(デスクトップアプリ版)がオンになっているか確認する
Macの場合
設定所要時間の目安:約1分
- 画面左上のAppleメニューから『システム設定』を開く
- 『プライバシーとセキュリティ』を選び、『カメラ』を開く
- 一覧から『LINE』を探し、スイッチをオンにする
- 変更後はLINEアプリを再起動する(初回はMacが自動で再起動を促す場合がある)
PCに外付けWebカメラを接続している場合は、パソコンの『カメラ』アプリや標準の画面共有機能でカメラ映像が表示されるかを先に確認すると、原因がLINE側かカメラ本体側かを早く切り分けられます。
それでも直らない時の切り分けチェックリスト
結論から言うと、ここまでの手順で直らない場合は「端末側の問題」か「LINE側の問題」かを切り分けることが重要です。以下の手順で確認してください。
- スマートフォン標準のカメラアプリを起動し、正常に映像が映るか確認する
- 別のビデオ通話アプリでカメラが使えるか試す
- 両方とも映らない場合は端末側(カメラ機能自体)の問題の可能性が高い
- 標準カメラや他アプリでは映るのにLINEだけ映らない場合はLINEアプリ側の問題の可能性が高い
| 切り分け結果 | 考えられる原因 | 次にすること |
|---|---|---|
| 他アプリでも映らない | 端末のカメラ機能自体の不具合 | 端末の再起動、OSのアップデート確認 |
| LINEだけ映らない | LINEアプリ側のキャッシュ・不具合 | アプリの再インストール |
LINEアプリを再インストールする前に、トーク履歴のバックアップが最新の状態になっているかを必ず確認しておきましょう。
よくある質問
Q. カメラだけ使えず、他の機能は問題ありません。何が原因ですか?
A. カメラ権限だけがオフになっている可能性が高いです。前述のOS側の許可設定を確認してください。
Q. 許可設定はオンなのに直りません。
A. 他アプリやセキュリティソフトによる占有、またはLINEアプリのキャッシュ不具合が考えられます。端末の再起動と、他アプリを終了した状態での再試行を試してください。
Q. ビデオ通話中だけ映らないのはなぜですか?
A. 通信環境が不安定な場合、映像だけが表示されないことがあります。Wi-Fiとモバイル回線を切り替えて再接続を試すのがおすすめです。
Q. PC版で許可してもカメラが真っ暗です。
A. 外付けWebカメラの接続不良や、他のビデオ会議ソフトが起動したままになっているケースが多いです。他のソフトを完全に終了してから再試行してください。
まとめ
LINEのカメラが使えないときは、まずOS側の許可設定(iPhoneは『プライバシーとセキュリティ』、Androidは『アプリの権限』)を確認するのが最短ルートです。それでも直らない場合は、他アプリやセキュリティソフトによる占有、PC版特有の設定、最終的には標準カメラアプリでの動作確認による切り分けへと進めていきましょう。
①OSのカメラ許可を確認→②LINEアプリを再起動→③他アプリ・セキュリティソフトの占有を解除→④PC版は本体側の設定を確認→⑤標準カメラアプリで端末側かLINE側かを切り分ける、の順で対処すれば大半のケースは解決します。

















