- アプリの手動更新は、自動更新をオフにして自分のタイミングで更新を実行する使い方のこと
- iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playの画面からそれぞれ数タップで更新できる
- 通信量の節約や更新タイミングの調整ができる一方、更新忘れによるセキュリティリスクには注意が必要
- 銀行アプリやSNSなど個人情報を扱うアプリは優先して更新するのがおすすめ
- 更新できないときはキャッシュ削除やストレージ確保で解決するケースが多い
アプリの「自動更新」と「手動更新」の違い
スマホにインストールしたアプリは、通常は自動更新の設定になっており、新しいバージョンが公開されると自動的にダウンロード・インストールされる仕組みになっている。これに対して手動更新は、自動更新の設定をオフにし、ユーザーが自分の意思でタイミングを選んでアプリを更新するスタイルを指す。
特にiOSではiOS 13以降、初期設定で自動更新がオンになっているとされており、意識しないうちに複数のアプリが一括で更新されていることも多い。Androidでも同様にデフォルトで自動更新が有効になっていることが多く、端末によっては「Wi-Fi接続時のみ自動更新」という条件付きの設定になっている場合もある。
iPhone(iOS)でアプリを手動更新する手順
iPhoneでアプリを手動更新する基本の流れは次のとおり。
- App Storeを開く
- 画面右上のプロフィールアイコン(またはイニシャル)をタップ
- 画面を下にスクロールし「利用可能なアップデート」欄を表示
- 更新したいアプリの「アップデート」をタップ、またはまとめて更新したい場合は「すべてをアップデート」をタップ
自動更新をオフにして手動更新に切り替える場合は、「設定」アプリから「App Store」を選び、「アプリのアップデート」のスイッチをオフにすることで対応できる。これで新しいバージョンが公開されても自動では反映されず、自分でApp Storeを開いて確認・更新する流れになる。
Android(Google Play)でアプリを手動更新する手順
Androidでは、Google Playストアから同様の操作で手動更新ができる。
- Google Playストアを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップし「アプリとデバイスの管理」を選択
- 「アップデート利用可能」の「詳細を表示」をタップ
- 更新したいアプリの「更新」をタップ、まとめて更新する場合は「すべて更新」をタップ
自動更新そのものをオフにしたい場合は、プロフィールアイコンから「設定」→「ネットワーク設定」→「アプリの自動更新」の順に進み、「アプリを自動更新しない」を選択すると、全アプリが手動更新の対象になる。アプリごとに個別設定したい場合は、各アプリの詳細ページのメニューから自動更新のオン・オフを切り替えることも可能。
手動更新に切り替えるメリット
手動更新には、次のようなメリットが整理されている。
- 通信量を節約できる:モバイルデータ通信中に大きなサイズの更新が走ってしまうことを避けられる
- 更新タイミングを選べる:バッテリー残量やWi-Fi環境が整ったときにまとめて更新できる
- 不安定な新バージョンを見送れる:更新直後に不具合の報告が出ている場合、様子を見てから更新できる
- バックアップを取ってから更新できる:大事なデータがあるアプリでは、更新前にバックアップを済ませる余裕が生まれる
特に通信量については、アプリによって更新データのサイズが大きく異なるため、確認せずにモバイル回線で一括更新すると、思いがけず通信量を消費してしまうこともある。手動更新であれば、Wi-Fi環境が整ったタイミングを選んで実行できるのが利点だ。
手動更新で気をつけたいこと
一方で、手動更新にはいくつか知っておくべき点もある。
- 更新の確認を忘れやすく、古いバージョンのまま使い続けてしまうことがある
- アプリの更新にはセキュリティ修正が含まれるケースが多く、適用が遅れるとリスクが高まる可能性がある
- 特に銀行アプリやクレジットカード関連、SNSなど個人情報を扱うアプリは、更新を後回しにしない方が安心とされている
そのため、手動更新を選ぶ場合でも「月に数回はストアを開いて確認する」など、自分なりのルールを決めておくのがおすすめ。重要度の高いアプリだけ自動更新を残し、それ以外は手動にするという折衷案も、多くの解説で紹介されている実用的な方法だ。
| 項目 | 自動更新 | 手動更新 |
|---|---|---|
| 更新の手間 | かからない | 自分で確認・操作が必要 |
| 通信量の調整 | しにくい | タイミングを選べる |
| セキュリティ対応の速さ | 速い | 本人の管理次第 |
| 不具合バージョンの回避 | 難しい | 様子見ができる |
アプリが更新できないときの対処法
手動更新を選んでいる・いないにかかわらず、「更新しようとしてもエラーになる」というトラブルも起こりやすい。主な原因と対処法は以下のとおり。
- ストレージ不足:写真や動画、使っていないアプリを削除して空き容量を確保する
- ストアアプリの不具合:App StoreやGoogle Playストアのキャッシュを削除してみる(Androidは「アプリと通知」からストアアプリのキャッシュをクリア)
- 通信環境の問題:Wi-Fiとモバイルデータを切り替えて試す、端末を再起動する
- 日付・時刻設定のズレ:自動設定になっているか確認する
これらを順番に試すことで、多くの更新トラブルは解決するとされている。特定のアプリだけが更新できない場合は、一度アンインストールしてから再インストールする方法が最も確実な対処法として紹介されることが多い。
自動更新と手動更新、どちらを選ぶべきか
結論としては、すべてを手動更新に統一する必要はなく、アプリの用途に応じて使い分けるのが現実的な方法といえる。OSそのもののセキュリティ更新は自動適用にしておき、個別アプリについては「重要なアプリは自動更新を残す」「それ以外は月1回程度、ストアを開いて手動更新する」といった運用が、多くの解説で勧められている考え方だ。
- 銀行・決済・SNSなど個人情報を扱うアプリ → 自動更新をオンのままにしておく
- データ量の大きいゲームアプリなど → 手動更新でWi-Fi環境が整ったときに更新
- 使用頻度が低いアプリ → 手動更新で、使う直前にまとめて確認
自分のスマホの使い方や通信環境に合わせてルールを決めておけば、通信量の節約とセキュリティの安心感を両立しやすくなる。
まとめ
アプリの手動更新は、App StoreやGoogle Playの設定画面から簡単に切り替えられる機能で、通信量の節約や更新タイミングの調整に役立つ。一方で、更新忘れによるセキュリティリスクには注意が必要なため、個人情報を扱う重要なアプリは自動更新を残しておくなど、用途に応じた使い分けを意識するのがおすすめだ。更新できないトラブルが起きた場合は、ストレージの確保やキャッシュ削除といった基本的な対処法から試してみると解決につながりやすい。
アプリを手動で更新する方法|iPhone・Androidの手順と注意点をまとめました
iPhoneはApp Storeのプロフィールアイコンから、AndroidはGoogle Playの「アプリとデバイスの管理」から、それぞれ数タップでアプリを手動更新できる。自動更新をオフにする設定もあわせて紹介したとおり、通信量やタイミングを自分で管理したい人は手動更新への切り替えを検討してみてほしい。ただし個人情報を扱うアプリは更新を後回しにしないよう気をつけ、更新できないときはストレージ確保やキャッシュ削除といった基本の対処法から試すのが安心だ。

















