シェアサイクル：松山市の村田葬儀社がシェアサイクル初導入、地域移動を支える”開かれた葬儀社”へ

ニュースの要約

株式会社三福快適生活は、シェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」の地域拠点として、松山市内で長年地域に寄り添い続けてきた株式会社村田葬儀社の敷地内に新ステーションを設置しました。

葬儀社が地域住民の日常利用に向けてシェアサイクルを開放する取り組みは全国的にも珍しく、地域移動支援と、葬儀社の新たな地域貢献モデルとして注目されています。

松山市でも高齢化や車社会の影響により移動弱者の増加やバス・車中心の移動負担、近距離移動手段の不足といった課題が顕在化しています。一方で、葬儀社はこれまで主に非日常の場として利用され、日常的な接点が持たれにくい存在でした。

村田葬儀社は「地域と共に歩む葬儀社であり続けたい」という想いから、従来の役割に加え、地域課題に寄り添った取り組みを模索してきました。今回のシェアサイクルステーション設置は、葬儀や法要の場としてだけでなく、地域の日常生活にも貢献するという新たな地域連携モデルへの一歩といえます。

葬儀社とシェアサイクルという、今までまったく関係がなかった2つのサービスが連携するのは珍しいですね。

地域の課題に寄り添う葬儀社の取り組みは、地域に密着したサービスを提供しようとする姿勢が感じられます。

シェアサイクルの設置場所として、葬儀社の敷地を選んだのは意外な発想ですが、生活に密着した場所として効果的だと思います。

このたびの村田葬儀社によるシェアサイクルステーションの設置は、地域の課題に寄り添い、新しい価値を生み出そうという葬儀社の姿勢が感じられる取り組みです。

従来、葬儀社は日常的な接点が持ちづらい存在でしたが、今回の試みによって、地域の人々の日常生活にも役立つ存在となることが期待されます。

また、災害時の緊急移動支援や地域の高齢者支援事業との連携など、さまざまな可能性が考えられます。葬儀社が地域に根差しながら新しい取り組みにも挑戦し続けていく姿勢は、地域に寄り添うサービスを追求し続けようとする姿勢が感じられ、注目に値する取り組みだと思います。