楽天モバイル：「格安SIMと思ってた」楽天モバイルが抱える”認識のズレ”とは？

ニュースの要約

株式会社ALL CONNECTが運営する通信メディア「オールコネクトマガジン」は、スマートフォン利用者374名を対象に、ユーザーの”格安SIM”に対する認識と、楽天モバイルを含む主要ブランドの分類意識に関する調査を実施しました。

スマホ市場では、多様なサービス形態が登場し、ユーザーの理解や分類意識に混乱が見られるようになっています。中でも楽天モバイルに対する「格安SIM」という認識には大きなばらつきがあり、その実態と背景を把握することは、正しい情報提供に向けた重要な手がかりとなります。

本調査では、楽天モバイルに対して「格安SIMだと思う」と回答したユーザーの割合やその理由、また”格安SIM”と判断する基準・料金ラインなど、ユーザーが抱くブランド分類の実像を明らかにしました。

楽天モバイルは大手キャリアなのに、多くのユーザーが「格安SIM」と認識しているのが興味深いですね。

料金が安いというシンプルな理由で判断しているユーザーが多いのは、サービスの内容よりも価格面の印象が先行しているのかもしれません。

回線品質や提供主体の違いなど、ユーザーの理解が十分でない部分もあるようですから、事業者側がより丁寧に情報を提供していく必要がありそうです。

今回の調査結果から、楽天モバイルに対する「格安SIM」としての認識が根強く、実態とのギャップが大きいことがわかりました。ユーザーの多くは、「料金が安い」という単純な印象から楽天モバイルを格安SIMと判断しており、回線の質や事業者の属性などの側面まで理解が及んでいないようです。

一方で、楽天モバイルがMNO（大手キャリア）であることを理解しているユーザーもおり、情報の整理・発信の仕方によって、ユーザーの認識は大きく変わってくるのかもしれません。

携帯通信サービスの多様化に伴い、ブランドの特徴や位置づけが複雑化している中で、事業者側がユーザーの現状認識を把握し、適切な情報提供を行うことが重要になってきているといえるでしょう。