ニュースの要約
- 東京都主催の「スマートシティフェスタ2025」で、GATARIがMRプラットフォーム「Auris」を使った防災体験型コンテンツ「防災クエスト」を提供する。
- 「防災クエスト」では、液状化現象について楽しみながら学べるストーリー仕立てのMRコンテンツになっている。
- GATARIは東京都の「キングサーモンプロジェクト」の取り組みで、この防災コンテンツの実証を行ってきた。
概要
株式会社GATARI(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:竹下俊一)は、東京都デジタルサービス局が主催する最新のデジタルコンテンツを体感できるイベント「スマートシティフェスタ2025」にて、自社のMixedReality(MR)プラットフォーム「Auris」を活用した、「液状化とは?」をクエスト形式で学べる音声MRコンテンツ「防災クエスト」を提供します。
日本は地震などの災害リスクが高い国となっていますが、特に東京では液状化が発生する可能性が高い地域が多く、都民一人ひとりの防災意識がこれまで以上に求められています。しかし、液状化は実際に発生する機会が稀であるため、多くの人にとって理解が難しく学びにくいテーマとなっているのが現状です。
そこでGATARIは、音声MR技術を活用し、誰もが「体験しながら学べる」新しいアプローチとして「防災クエスト」を開発。楽しみながら学ぶイマーシブアクティブラーニング(没入型学習)を通じて、防災をもっと身近なものにしていくことを目指しています。「防災クエスト」は、登場人物の声に導かれながら会場内にあるクエストをクリアしていくことにより、液状化について学べるストーリー仕立ての体験型コンテンツとなっています。ファミリー層を中心に、親子で一緒に学べる内容になっており、「スマートサービス×防災」という新しいかたちで、防災学習への関心を広げていきます。
GATARIは、この取り組みを通じて、現実では触れづらかった防災の知識を多くの方に届けることができ、「体験を通じて学べる新しい防災教育」として大きな成果を得られました。2025年度からは「液状化」というテーマを超えて、東京都の防災・啓蒙活動全般の支援へと活動を拡大し、避難や震災対応などの幅広い防災教育に取り組んでいきます。
編集部の感想
編集部のまとょめ
【GATARI】:スマートサービスで”防災”をもっと身近に。──西新宿で開催「スマートシティフェスタ」で「防災クエスト」を体験──についてまとめました
今回、GATARIが「スマートシティフェスタ2025」で提供する「防災クエスト」は、地震などの災害リスクが高い日本、特に東京の現状を踏まえて開発された非常に興味深いコンテンツだと感じました。東京都との強いタッグの下、液状化というこれまで理解されにくかった現象について、MRを活用したインタラクティブな体験型ゲームを通じて、楽しみながら学べる仕組みが素晴らしいと思います。災害への備えは一人ひとりの意識が重要ですが、従来のような難しい知識を一方的に伝えるのではなく、ファミリー層を含む多くの人々が参加・体験できるこの取り組みは、防災に関する関心を一層高めていく良いきっかけになるでしょう。今後、このアプローチを他の防災教育にも展開していくことで、より効果的な防災意識の向上に繋がると期待できます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000034007.html