ニュースの要約
- スポットワーカーへの能動的なカスハラ対応案内を実施していない企業が4割超
- タイミーがスポットワーカー向けのカスハラ対応標語を考案
- カスハラ対応状況は事業者の半数が前向きに取り組んでいるものの、ワーカーに対する能動的な周知が不足
概要
スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミーは、事業者とワーカーを対象にカスハラに関するアンケート調査を実施しました。
その結果、スポットワーク勤務時におけるカスハラ対応への不安が高いことが明らかになりました。具体的には、「勤務先のカスハラに対する対応スタンスが不明で分からない」「誰に相談すればいいかわからない」「自分の対応が正しいかどうかわからない」など、勤務先の対応体制が不透明なことが課題としてあげられています。
一方で、カスハラ対策を実施している事業者は半数程度ありますが、そのうちスポットワーカーに対して能動的に説明や案内をしている企業は15%程度と少ないことも明らかになりました。
こうした状況を受け、タイミーは「スポットワーカー向けカスハラ対応心得の標語」を4つ考案し、事業者への周知を行うことで、スポットワーク勤務時におけるカスハラ対応への不安低減を図ります。また、カスハラ対策の有無がスポットワーカーの職場選びの基準になるとの回答も得られていることから、この取り組みを通じて「働きたい」と「働いてほしい」のマッチングの実現にもつなげていきます。
編集部の感想
編集部のまとめ
タイミー:スポットワーカー向けのカスハラ対応標語を考案についてまとめました
今回のニュースは、スポットワーカーの就業時におけるカスハラ対応の課題に着目したものです。アンケート調査の結果、スポットワーカーの多くがカスハラ対応に不安を感じていることが明らかになりました。一方で、企業側の対策も必ずしも十分ではなく、ワーカーへの周知が不足していることがわかりました。
そこでタイミーは、ワーカーの意見を踏まえて「スポットワーカー向けカスハラ対応心得の標語」を考案し、事業者への周知を行うことで、スポットワーク勤務時のカスハラ対応への不安を低減させようとしています。このような企業と労働者の双方の視点に立った取り組みは評価できるでしょう。
カスハラ対策はサービス業などの接客現場において重要な課題ですが、まだ十分に対応できていない企業も多いのが現状です。今回のタイミーの取り組みが、スポットワーカーの安心した就業環境づくりに貢献することを期待したいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000375.000036375.html