icocaアプリカード併用とは?結論から言うと
モバイルICOCAやApple PayのICOCAと実物のICOCAを一緒に使いたい方、手持ちの実物カードをそのままスマホに移せるのか迷っている方へ。先に答えをまとめます。
- 手持ちのICOCAを取り込むと、その実物カードは使えなくなる(スマホ側に引き継がれる形)
- 取り込み後は元のカードに戻せず、ICOCA番号も変わる
- 併用したい場合は、取り込まない別の実物カードを残す、またはスマホ側を新規発行するのが基本
- モバイル側の残高は最大2万円までで、チャージは2時〜4時の間は利用できない
- 複数の交通系ICを入れた端末では「メインカード」の設定が必要
「実物カードを取り込んでも、まだ使えるのでは?」と思われがちですが、取り込んだカードは実物としては使えません。ここが併用でいちばん勘違いの多いポイントです。
「icocaアプリカード併用」とは、スマートフォンのアプリやウォレットサービスのICOCAと、実物のICカードを状況に応じて使い分ける方法を指します。iPhoneやAndroid端末にモバイルICOCAやApple PayのICOCAを登録し、別の実物カードも持ち歩くことで、端末のバッテリー切れや故障時にも改札を通れる安心感があります。アプリやウォレットではチャージ、残高確認、履歴確認も手軽です。
モバイルICOCAと実物カードの併用方法
モバイルICOCAは、スマートフォンのアプリやウォレットサービスに登録することで、端末をタッチするだけで改札や店舗の支払いができます。実物のICカードは、従来通り改札や店舗で利用できます。
併用するには、まずモバイルICOCAをスマートフォンに登録します。登録の流れは次のとおりです。
- (約3分)アプリストアから『ICOCAアプリ』をダウンロードする
- (約5分)『WESTER ID』の登録とクレジットカード情報の登録を行う
- (約2分)手持ちのカードを移したい場合は、アプリ内で『お持ちのICカードを取り込む』を選び、実物カードの情報を読み取る
手順3を行うと、実物カードの情報がモバイルICOCAへ移ります。実物カードと別々に使いたい場合は、手順3を行わず、モバイルICOCAを新規で発行してください。
一度モバイルICOCAに取り込んだカードは、実物カードとしての利用ができなくなります。取り込んだカードの番号は変更されるため、定期券やポイントカードなど、番号に紐づくサービスは事前に確認が必要です。
Apple PayのICOCAと実物カードの併用
iPhoneやApple Watchをお使いの方は、「Apple PayのICOCA」も利用できます。ウォレットアプリに登録すれば、端末をタッチするだけで改札や店舗で使えます。取り込まない別の実物カードを持っておけば、バッテリー切れや故障のときにも安心です。
Apple Payへ移行できるのは、ICOCA、ICOCA定期券、SMART ICOCA、SMART ICOCA定期券の4種類とされています。それ以外のカードは取り込めません。実物カードを取り込む手順は次のとおりです。
- 『ウォレット』アプリを起動し、『+』をタップする
- 『交通系ICカード』を選び、『ICOCA』を追加する
- 『お手持ちのカードを追加』を選び、実物カードの情報を読み取る
取り込みが完了すると、ウォレットにICOCAが表示されて利用できるようになります。
取り込んだカードは実物カードとしては使えなくなり、カード番号も変わります。定期券やポイントカードなど、番号に紐づくサービスは事前に確認してください。
モバイルICOCAとバンドルカードの連携
モバイルICOCAは、バンドルカードと連携することで、チャージや支払いがさらに便利になります。バンドルカードは、電話番号さえあればアプリで年齢制限なしで作れるVisaプリペイドカードです。コンビニやネット銀行、ポチっとチャージ(後払い)など、複数のチャージ方法があります。
連携手順は次のとおりです。
- ICOCAアプリのホーム画面で『ICOCA管理』をタップする
- 『クレジットカード情報』を選ぶ
- 『新規クレジットカード情報を登録する』をタップし、バンドルカードの情報を入力する(カード名義には「VANDLE USER」と入力)
登録が完了すると、バンドルカードとモバイルICOCAの紐付けが終わり、いつでもチャージできます。バンドルカードはVisaプリペイドカードのため、海外でも利用できます。
クレジットカードを持っていない方や、使いすぎを防ぎたい方は、必要な分だけチャージできるバンドルカードとの連携が向いています。
複数枚のICカードの併用とメインカードの設定
複数枚のICカードを併用する場合、端末のNFC(おサイフケータイ)アプリで「メインカード」を設定すると、優先して使うカードを指定できます。メインカードに設定したカードは、改札や店舗のリーダーにタッチするだけで自動的に使われます。
- ICOCAアプリの『設定・その他』画面を開く
- 『優先カード設定(おサイフケータイ アプリ)』をタップし、おサイフケータイアプリを起動する
- メインカードにしたいICOCAを画面に表示させ、『メインカードにする』をタップする
- 券面左上にチェックマークが入っていることを確認する
Suica、PASMOなど複数の交通系ICカードを入れている場合は、切り替えが必要です。ICOCA定期券を使っている場合は、必ずそのICOCAをメインカードに設定してください。あわせて、端末のNFCが有効になっているか確認しましょう。
改札でうまく反応しないときは、メインカードの設定とNFCのオン・オフを最初に見直すと原因がつかみやすくなります。
定期券の移行と併用
すでに持っているICOCA・ICOCA定期券は、モバイルICOCAやApple PayのICOCAに移行できます。ICOCAアプリやウォレットアプリで『お持ちのICカードを取り込む』を選び、実物カードの情報を読み取ります。移行が完了すると、定期券もスマホ側で利用できます。
移行後の実物カードは使えなくなり、スマホ側のICOCAを実物カードに戻すこともできません。ICOCA番号も変わります。新幹線チケットレスサービスやエクスプレス予約を使っている場合は、乗車用ICカードの変更が必要です。
定期券の移行は取り消しがききません。定期券の区間や有効期限を確認し、移行後に使えなくなって困るサービスがないか、先にチェックしておくと安心です。
チャージ方法とポイント制度
モバイルICOCAやApple PayのICOCAは、アプリやウォレットから手軽にチャージできます。チャージ方法は、クレジットカードやバンドルカード、コンビニ、ネット銀行など複数あります。
- チャージ上限は、残高とあわせて2万円まで
- 2時〜4時の間はチャージができない
- アプリ・ウォレットのほか、現金でのチャージにも対応
ポイント制度は、利用状況やキャンペーンによって異なります。アプリや公式サイトで定期的に確認しておくと、お得に使えます。
併用時の注意点
併用の際に押さえておきたい点は次の4つです。
- 取り込んだカードは実物カードとして使えなくなる
- 取り込んだカードの番号は変わるため、番号に紐づくサービスを事前に確認する
- 複数枚のICカードを併用する場合は、メインカードの設定を忘れない
- 端末のNFCを有効にしておく
実物カードを取り込んだあとに「やっぱり実物で使いたい」と思っても、元には戻せません。取り込む前に、本当にその1枚をスマホへ移してよいか考えてから進めましょう。
まとめ
icocaアプリカード併用は、スマホ側と実物カードを使い分けることで、利便性と安心感が高まります。ポイントは、実物カードを取り込むと実物としては使えなくなること、番号が変わること、元に戻せないことの3点です。併用したいときは、取り込まない別カードを残す形が基本になります。複数枚のICカードを使う場合は、メインカードの設定も忘れずに行いましょう。
目的別の早見表
| やりたいこと | おすすめの方法 | 実物カード |
|---|---|---|
| スマホだけで完結したい | 実物カードを取り込む | 使えなくなる |
| 予備のカードも持ちたい | スマホ側を新規発行する | そのまま使える |
| 定期券をスマホで使いたい | 定期券を取り込む | 使えなくなる |
| 複数のICを使い分けたい | メインカードを設定する | 影響なし |

















