作曲と聞くと、かつては高価な機材や楽器の知識が不可欠というイメージが強いものでした。ところが今は、スマホひとつでプロ並みの楽曲を完成させられる作曲アプリが次々と登場し、初心者から音楽経験者まで幅広く選ばれています。AIで自動生成する方法、鍵盤やドラムパッドで打ち込む方法、鼻歌からメロディを組み立てる方法、楽譜に直接音符を並べる方法など、入り口もさまざまです。この記事では、はじめての方でも迷わず選べるように、選び方のポイント・おすすめ10選・比較表・よくある質問までまとめています。
この記事のポイント
- 作曲アプリは「入力方式」で使い勝手が大きく変わるため、自分に合う入り口を先に決めるのが近道
- AI生成・打ち込み・楽譜入力・ボーカル録音など、タイプ別に強みが異なるので目的から逆算して選ぶ
- スマホ完結か、PCのDAWと連携させたいかで最適なアプリは変わる
- 作った曲の書き出し先・配信のしやすさまで見て選ぶと、完成後の活用が広がる
- 作曲アプリおすすめ10選
- #1 Suno スーノ: AI音楽作成・作曲アプリ(Suno, Inc.)
- #2 Medly(Medly Labs Inc.)
- #3 ピアノ – ぴあの 鍵盤 リアル 曲 げーむ – Piano(Yokee Music)
- #4 ピアノ -シンプルなピアノ- 録音機能つき 鍵盤アプリ(Seiji Hashizume)
- #5 Beat Maker Pro – Drum Pad(MWM)
- #6 BandLab – AIと一緒に、音楽制作アプリ(BandLab Singapore Pte Ltd)
- #7 SUNO AI音楽生成器-SongMaker.AI(Hangzhou Xinglu Network Information Technology Co., Ltd.)
- #8 Flat:楽譜&タブ譜を簡単作成!(Tutteo Limited)
- #9 Voloco: ボーカルレコーディングスタジオ(Resonant Cavity, LLC)
- #10 Mureka – AI音楽生成ツール(SKYWORK AI PTE LTD)
- 作曲アプリの選び方
- 10アプリ比較表
- よくある質問
- まとめ
作曲アプリおすすめ10選
#1 Suno スーノ: AI音楽作成・作曲アプリ(Suno, Inc.)



「Suno スーノ: AI音楽作成・作曲アプリ」は、テキストを入力するだけでフル尺の楽曲を生成できるAI作曲アプリです。歌詞・曲調・ジャンルをプロンプトで指示すれば、ボーカル入りの楽曲がスマホ一台で完成します。音声録音や画像・動画からの楽曲化、自作の歌詞アップロードにも対応し、楽器演奏や音楽理論の知識がない方でもイメージした曲を形にできるとして、幅広い層から支持されています。
良い点
- テキスト指示だけでボーカル入り楽曲が完成
- 鼻歌・画像・動画からも楽曲化できる多彩な入力
- 自作歌詞や録音素材をアレンジして楽曲化
注意点
- 細かい音符単位の編集には不向き
- 生成のたびに結果が変わるため意図通りの調整が難しい
- 1日に作れる曲数に上限が設けられている
編集部コメント
楽器も打ち込みも未経験で「とにかく自分の曲を聴いてみたい」という方には、まず最初に試してほしい一本です。頭の中のイメージを言葉にするだけで形になる手軽さが、作曲のハードルを一気に下げてくれます。
#2 Medly(Medly Labs Inc.)



Medlyは、曲をセクション単位で組み立てるシンプルなインターフェースが特徴の作曲アプリです。スターターパックには17種類の楽器と100種類のループ・サンプルが用意されており、ノートを置くだけで本格的なトラックが組めるため、楽器が弾けない人でも直感的に曲作りを始められます。コピー&ペーストやアレンジ操作も滑らかで、スマホ完結で曲を完成させたい人にぴったりの一本です。
良い点
- セクション分割で曲構成を視覚的に把握できる
- ボリュームやエフェクトを精密にオートメーション制御
- SoundCloud投稿やMIDI書き出しに対応で展開が広い
注意点
- 楽器やループの拡張はメンバーシップ加入が前提
- iOS専用でAndroid版は提供されていない
- 音楽用語が英語ベースで一部とっつきにくい
編集部コメント
楽譜が読めなくても、ノートを並べる感覚で曲が組み上がります。Ableton LinkやInter-App Audio対応で、本格的なDAW環境への足がかりとしても優秀な一本です。
#3 ピアノ – ぴあの 鍵盤 リアル 曲 げーむ – Piano(Yokee Music)
ピアノ – ぴあの 鍵盤 リアル 曲 げーむ – Piano は、仮想キーボードでクラシックからポップ、子供曲まで幅広いジャンルを弾きながら遊べるピアノ体験アプリです。レッスン経験がなくても画面の指示通りに鍵盤を叩くだけで曲が成立する仕組みなので、鍵盤に触れたことがない初心者がメロディ感覚を養う入口として特に相性が良いアプリです。作曲というよりは「弾く楽しさから音の並びを覚える」段階に向いており、コード進行やメロディの動きを耳で覚えたい方にぴったりでしょう。
良い点
- 画面の光る鍵盤をなぞるだけで曲になる直感操作
- 初級・中級・上級の3段階で同じ曲を段階的に練習できる
- アプリが片手パートを演奏するデュエット機能で連弾体験ができる
注意点
- ゼロから曲を作る作曲ツールではなく演奏メイン
- 楽曲のアンロックや広告解除に進む導線がある
- MIDI書き出しやDAW連携は想定されていない
本格的な打ち込み作業に入る前に、鍵盤の配置とコード感を体で覚えたい方に特におすすめです。プレイするほどコインが貯まって新しい曲を開放できるゲーム的な進行設計なので、毎日少しずつ触って継続しやすい点も魅力といえるでしょう。
編集部コメント
DAWに向かう前段階で、耳と指を鍛える練習台として優秀なアプリです。知っている曲を指で追いかけているうちに、自然とメロディ作りの感覚が身につきます。
#4 ピアノ -シンプルなピアノ- 録音機能つき 鍵盤アプリ(Seiji Hashizume)

グランドピアノと同じ88鍵盤をスマホで演奏できるシンプルな鍵盤アプリです。タップするだけで美しいピアノの音色が鳴り、音楽経験がなくても直感的に扱えるので、作曲のアイデア出しや弾き語りの下書き用にぴったりとされています。鍵盤サイズは自由に調整でき、スクロールで全鍵に素早くアクセスできるので、メロディを鍵盤で探りながら曲の骨格を作りたい方に選ばれています。
良い点
- 本格88鍵盤でコード進行やメロディを鍵盤で探れる
- 128種類の音色で楽器を切り替えアレンジの発想が広がる
- 録音機能で思いついたフレーズを即座に保存できる
注意点
- 多重録音やトラック重ね録りには対応していない
- MIDI書き出しや外部DAWへの連携機能は持たない
- 画面サイズの都合で両手同時演奏には慣れが必要
作曲の現場で重宝されているのがメトロノームとリズムパターンの搭載です。BPMは20〜240まで細かく設定でき、8ビート・16ビート・4つ打ち・ジャズスウィング・ボサノヴァなど8種類のリズムに合わせて演奏できるので、ドラムの上でコード進行を試しながらグルーヴを固めていく使い方ができます。鍵盤に音階(CDEFGAB/ドレミ表記)を表示できるので、楽譜に馴染みがない方でもコードネームと鍵盤の位置関係を覚えながら作曲に踏み込めると評判です。
編集部コメント
本格DAWに取りかかる前の下書きツールとして優秀な一本です。頭に浮かんだメロディを88鍵で確かめ、録音に残す流れが作曲初心者のリズムに合います。
#5 Beat Maker Pro – Drum Pad(MWM)



Beat Maker Pro – Drum Padは、ドラムパッドを指でタップするだけでビートを組めるリズム特化の音楽制作アプリです。iPhoneやiPadを本格的なビートメイキングスタジオに変え、EDM・トラップ・ハウス・ヒップホップなど幅広いジャンルに対応したサウンドパックが用意されています。1000以上のレッスンとチュートリアルを通じて、初心者でも段階的にリズム感とアレンジ力を身につけられる点が魅力です。指ドラムで本格的なトラックを鳴らしてみたい方に特に刺さる一本といえます。
良い点
- 直感的なドラムパッドで即ビート制作
- プロ監修のサウンドパックが豊富
- 段階的レッスンで初心者でも挫折しにくい
注意点
- ビートメイク特化でメロディ作曲には不向き
- 高度な機能は有料アンロックが中心
- 本格DAWのような細かい編集には届かない
編集部コメント
ビートから入って作曲を楽しみたい初心者に最もおすすめできる一本です。タップだけで世界観のあるトラックに仕上がるので、楽譜が読めなくても達成感が得られます。
#6 BandLab – AIと一緒に、音楽制作アプリ(BandLab Singapore Pte Ltd)



BandLab – AIと一緒に、音楽制作アプリは、モバイルだけで本格的なマルチトラック制作が完結するDAWアプリです。385種類以上のバーチャル楽器や25万点を超えるロイヤリティフリーのサンプル、ドラムマシン、ルーパー、サンプラーまで一通りそろっているので、外出先で浮かんだフレーズを即座に形にしたい人にぴったり。AutoPitchによるボーカル補正、スプリッターを使ったステム分離、SongStarterでの楽曲アイデア生成など、AI系機能も充実しています。世界中のクリエイターとつながれるソーシャル要素もあり、ひとりで完結させずコラボしながら伸びたい方にもおすすめです。
良い点
- マルチトラックDAWがスマホで完結
- SongStarterでアイデア出しが速い
- ステム分離でリミックス制作がしやすい
注意点
- 機能が多く最初は迷いやすい
- プレミアム楽器やFXは会員限定
- メニューやヘルプに英語表記が残る
編集部コメント
ビート制作からボーカル録音、ミックスまで一台で完結させたいモバイル派に向いています。AIアイデア生成とコミュニティ機能を両取りしたい方にもぴったりです。
#7 SUNO AI音楽生成器-SongMaker.AI(Hangzhou Xinglu Network Information Technology Co., Ltd.)



SUNO AI音楽生成器-SongMaker.AIは、数語のキーワードや感情テーマを入力するだけで、AIが歌詞・メロディ・ボーカルまで一気に生成してくれる本格派のAI作曲アプリです。ポップ・ロック・ジャズ・クラシックといったジャンル指定はもちろん、「UKドリル調のボサノバ」といった複雑なスタイル指定にも応えてくれるのが強みで、楽譜も打ち込みも触ったことがない人でも、頭の中のイメージをそのまま1曲にまとめられます。歌詞を自分で書くこともAIに任せることもでき、動画クリップとして書き出して共有できるため、SNS投稿や映像作品のBGM作りにもそのまま使えます。
良い点
- キーワード入力だけで完成形の楽曲が数分で手に入る
- ジャンル指定の自由度が高く、複雑な掛け合わせも表現できる
- 歌詞生成・ボーカル合成まで内包されており外部ツール不要
注意点
- 細かい音符単位の編集には向かずアレンジ自由度は限定的
- 生成結果はプロンプトの書き方に左右されやすい
- 制作した楽曲の利用範囲は事前に規約確認が必要
編集部コメント
「作りたいイメージはあるのに形にできない」という人に一番刺さる一本です。楽器も楽典も不要で、思いついた雰囲気を言葉にするだけで完成曲まで届くスピード感は、動画制作や副業用BGMの素材集めとも相性が良いと感じます。
#8 Flat:楽譜&タブ譜を簡単作成!(Tutteo Limited)



Flat:楽譜&タブ譜を簡単作成!は、スマホやタブレットで本格的な楽譜・タブ譜を直感的に作れるアプリとして知られています。タッチピアノ、ギター指板、ドラムパッドから直接音符を入力でき、ピアノ・ギター・バイオリン・サックスなど90以上の楽器に対応。頭の中のメロディを記譜という形で残したい人や、バンドメンバーと譜面を共有したいギタリスト・ベーシストに特に支持されています。MusicXMLやMIDIのインポート、PDF楽譜の取り込み・編集にも対応するなど、本格的な記譜環境がスマホ完結で手に入る点も評価されています。
良い点
- 90以上の楽器に対応した本格的な記譜
- タブ譜と五線譜の両方を直感的に作成可能
- リアルタイム共同編集とコメントで共有しやすい
注意点
- 楽譜の読み書きの基礎知識があった方が使いこなせる
- 高度な書き出しや手書きフォントは上位プラン向け
- PDFインポートはページ数に上限があり大型譜面はやや不向き
編集部コメント
ループ素材で曲を組むより、「自分で書いた譜面」を残したい人に向いた一本です。バンドのアレンジ共有や弾き語り譜の整理にも便利で、PCのDAW派とは違う「記譜から始める作曲」を支える定番ツールといえます。
#9 Voloco: ボーカルレコーディングスタジオ(Resonant Cavity, LLC)



Voloco: ボーカルレコーディングスタジオは、歌やラップの録音に特化したボーカル専門のモバイルレコーディングアプリです。スタジオやマイクがなくても、自動ピッチ補正・ノイズ除去・オートチューンが声をその場で整えてくれるため、SNSに投稿できるクオリティのボーカルトラックを手軽に作りたい人に刺さります。プロデューサー提供の無料ビートライブラリにキーを自動検出で合わせて歌える仕組みもあり、ビート選び→乗せる→仕上げまでアプリ内で完結します。最大8層のマルチトラックや50超のエフェクトも備え、歌ってみた・ラップ・弾き語り系クリエイターと相性が良い一本です。
良い点
- オートチューン・ピッチ補正が自動で強力
- ビートのキーを自動検出して歌えるのが便利
- WAV/AACでDAW連携エクスポートが可能
注意点
- ボーカル録音特化で、伴奏打ち込みメインの用途には不向き
- UIとメニュー表記に英語が残る箇所がある
- 高度なエフェクトを使い込むには課金が前提
編集部コメント
ゼロから曲を組み立てるDAWというより、ボーカルを主役にした録音&加工アプリとして捉えると真価が出ます。歌ってみた・ラップ投稿を伸ばしたい人の最初の一本に向いています。
#10 Mureka – AI音楽生成ツール(SKYWORK AI PTE LTD)



Mureka – AI音楽生成ツールは、数クリックで歌詞とメロディを同時に生成できる本格派のAI作曲ツールです。音楽理論の知識がなくても、スタイルやムードを選ぶだけでボーカル入りのスタジオクオリティな1曲が完成します。さらに生成した楽曲の著作権は100%自分のものになるため、動画やポッドキャスト、配信のBGMとして安心して使いたい人に強く刺さります。お気に入り曲をアップロードして雰囲気を引き継いだ新曲を作る「スタイルマッチ生成」も搭載されており、インスピレーションが欲しい作曲家やクリエイターにも頼れる存在です。
良い点
- 歌詞・メロディ・ボーカルを一括生成できる
- 生成楽曲の著作権を自分で保有できる
- AIボーカリストの声質や性別を細かく指定可能
注意点
- ゼロから自力で打ち込む派には物足りない場合がある
- 細かな編集やDAWのような微調整は不向き
- AI生成のため意図通りの仕上がりに調整する慣れが要る
編集部コメント
「自分名義で堂々と使えるオリジナル曲を、最短ルートで欲しい」というクリエイター層にしっくりきます。歌モノAIをまず体験してみたい人の入り口にも最適です。
作曲アプリの選び方
作曲アプリは一見どれも似ているようで、入力方式・得意ジャンル・完成後の書き出し方法でかなり使い勝手が異なります。ここでは、はじめての方が後悔しないために押さえておきたい5つの視点を紹介します。
入力方式で選ぶ(AI生成・打ち込み・楽譜・鼻歌)
作曲アプリで最初に意識したいのが、曲を組み立てる入力方式の違いです。大きく分けるとAI生成・打ち込み・楽譜入力・鼻歌録音の4系統があり、どれを選ぶかで使い勝手はまったく別物になります。
AI生成タイプは、歌詞の断片や「夏・アップテンポ・ロック」といったキーワードを指定するだけで、伴奏や歌唱まで自動で完成させてくれます。楽器の知識がまったくない方でも、数十秒で1曲を形にできるのが最大の魅力です。打ち込みタイプは鍵盤やドラムパッドで一音ずつ積み上げていく方式で、自由度が高く、頭の中のイメージをそのまま音にしやすい反面、基本的な音感やリズム感があると捗ります。
楽譜入力タイプは五線譜に音符を置いていく感覚で、吹奏楽・合唱・ピアノ曲などクラシック寄りの制作や、譜面のまま共有したい場面で強力です。鼻歌録音タイプは頭に浮かんだメロディをそのまま録音し、自動で伴奏を付ける方式で、フレーズが湧きやすい方に向いています。まずは自分の感覚に合う入力方式を先に決めると、アプリ選びが一気にラクになります。
作りたい音楽ジャンルで選ぶ
作曲アプリは「汎用型」と「ジャンル特化型」に分かれます。ヒップホップやトラップならビートメイカー系、EDMやダンスミュージックならループ素材が豊富なタイプ、弾き語りやバンドサウンドならDAWのように複数トラックを重ねられるタイプが得意を発揮します。
歌声合成を使いたい場合は対応アプリが限られるので、ボカロ的な歌声合成の有無・プリセット音源の種類を事前にチェックしておくと失敗がありません。同じ「作曲アプリ」でも、ジャンルの向き不向きで完成までのスピードや仕上がりは大きく変わります。作りたい音楽の方向性から逆算して選ぶのが、もっとも近道です。
使う場面で選ぶ(スマホ完結・PC連携・外出先)
スマホ完結で気軽に作りたいのか、最終的にはPCのDAWに持ち込んでミックスまで仕上げたいのかで、選ぶアプリは変わります。通勤中やスキマ時間に形にしたい方は、軽量で起動が速く操作がシンプルなアプリが向いています。本格的にミックスダウンまで考えている方は、プロジェクトをクラウドで同期してPCで続きを編集できるタイプが便利です。
MIDIキーボードやオーディオインターフェースを繋げられるかどうかも制作の幅を広げる上で重要なポイントになります。外出先では打ち込み、帰宅後にPCで微調整というハイブリッドな作り方を視野に入れると、選ぶべき候補がかなり絞り込めます。
広告・課金プランの重さで選ぶ
無料で使える作曲アプリは多いものの、機能制限や広告の入り方には大きな差があります。無料でも本格的な制作が可能なものから、無料版は音源数や書き出し回数が絞られていて実質的に有料プラン前提のものまでさまざまです。
特に保存できるプロジェクト数・書き出せる曲数・画面切替ごとの広告挿入は、作業テンポに直結します。使い始めてから制限に気付くとストレスが大きいので、無料範囲でどこまで試せるかをあらかじめ確認しておくと安心です。
共有・エクスポートのしやすさで選ぶ
作った曲を外に出せるかどうかも要チェックです。MP3やWAVなど一般的な音声ファイルで書き出せるか、MIDIでPCへ持ち込めるか、SNSや配信プラットフォームに直接投稿できるかで、完成後の活用先は大きく変わります。
将来的に配信を視野に入れるなら、商用利用の可否・権利面の扱いも合わせて確認しておきたいところです。せっかく作った曲が出口で詰まらないよう、入口の使いやすさだけでなく出口のしやすさまで含めて選ぶと納得感が高まります。
こんな人におすすめ
- 楽器の知識がないけれど、今日から1曲作りたい方はAI生成タイプ
- オリジナルのメロディを自分の手で組み立てたい方は打ち込み・楽譜入力タイプ
- 鼻歌やフレーズはすぐ浮かぶけれど楽器は弾けない方はボーカル録音・鼻歌タイプ
- 本格的に制作してPCでも続きを編集したい方はクラウド同期対応のDAW系
10アプリ比較表
紹介した10本の作曲アプリを、入力方式・AI生成・ループ音源・楽譜作成・対応OSの5軸でまとめました。自分に合う入り口をここから逆引きするのがおすすめです。
| アプリ名 | 入力方式 | AI生成 | ループ音源 | 楽譜作成 | 対応OS |
|---|---|---|---|---|---|
| Suno スーノ: AI音楽作成・作曲アプリ | テキスト指示 | ◯ | – | – | iOS / Android |
| Medly | 打ち込み(ループ配置) | – | ◯ | – | iOS |
| ピアノ – ぴあの 鍵盤 リアル 曲 げーむ – Piano | 鍵盤演奏+録音 | – | – | – | iOS |
| ピアノ -シンプルなピアノ- 録音機能つき 鍵盤アプリ | 鍵盤演奏+録音 | – | – | – | iOS |
| Beat Maker Pro – Drum Pad | ドラムパッド打ち込み | – | ◯ | – | iOS / Android |
| BandLab – AIと一緒に、音楽制作アプリ | DAW(多トラック) | ◯ | ◯ | – | iOS / Android / PC |
| SUNO AI音楽生成器-SongMaker.AI | テキスト指示 | ◯ | – | – | iOS / Android |
| Flat:楽譜&タブ譜を簡単作成! | 楽譜・タブ譜入力 | – | – | ◯ | iOS / Android / Web |
| Voloco: ボーカルレコーディングスタジオ | ボーカル録音+伴奏 | – | ◯ | – | iOS / Android |
| Mureka – AI音楽生成ツール | テキスト指示 | ◯ | – | – | iOS / Android |
よくある質問
Q. 作曲アプリは初心者でも本当に使えますか?
多くの作曲アプリは初心者を前提にUIが整えられており、楽器の知識がなくても問題なく使えます。特にAI生成タイプは、ジャンルやムードを選ぶだけで1曲完成するため、初日から作品を形にできるのが魅力です。まずは気になるタイプを1本入れて、短い曲を1本作り切る体験から始めるのがおすすめです。
Q. 無料のままで1曲まで作れますか?
多くのアプリは無料プランでも1曲を最後まで仕上げられるように設計されています。ただし、書き出せる回数や保存できるプロジェクト数、使える音源の種類に制限があるケースも少なくありません。頻繁に書き出す使い方をする場合は、途中で有料プランに切り替えることを前提に試してみると、想定外の制限に当たりにくくなります。
Q. 作った曲は配信や商用利用できますか?
アプリごとに商用利用の可否や権利の扱いが異なります。個人の練習や発表目的であれば多くのアプリで問題ありませんが、配信プラットフォームへのアップロードや広告収入を伴う利用は、アプリ側の規約次第で扱いが変わります。配信を考えている方は、利用規約の「商用利用」欄を必ず事前に確認しておきましょう。
Q. 楽器経験がまったくなくても作曲できますか?
可能です。AI生成タイプ・ループ配置タイプなら、鍵盤やコードの知識が一切なくても曲が作れます。慣れてきたら打ち込みや楽譜入力へステップアップしていくと、徐々に自分の色を出せるようになります。最初から難しい方式に挑むより、作り切る成功体験を積み重ねていく方が挫折しにくいです。
Q. スマホだけで本格的な曲は作れますか?
十分可能です。クラウド同期に対応したDAW系のアプリを使えば、スマホで組み立ててPCで仕上げるといった使い分けもできます。最近のスマホはCPU性能が高く、多トラック制作や本格的なエフェクト処理もストレスなくこなせるため、機材を揃えなくてもスマホ一台で配信レベルまで持っていけます。
まとめ
作曲アプリは入力方式・ジャンル・使う場面で最適解がはっきり変わるジャンルです。ここまで紹介してきた10本は、それぞれ違う入り口から作曲に入れる代表的な選択肢をそろえています。迷ったときは、「今日1曲形にしたい」のか「自分の手で組み立てたい」のかをまず決めると、候補が一気に絞れます。
迷ったらコレ
- とにかく今日1曲完成させたい → AI生成タイプ(Suno スーノ / Mureka / SongMaker.AI)
- 自分の手で積み上げたい → DAW・打ち込みタイプ(BandLab / Medly / Beat Maker Pro)
- 鼻歌やボーカルから発想したい → ボーカル・鍵盤録音タイプ(Voloco / ピアノ系アプリ)
- 譜面で考えたい・吹奏楽向け → 楽譜入力タイプ(Flat)
どのタイプも無料範囲からはじめられるので、気になる1本をまずインストールして、短い曲を1曲完走してみるのが一番の近道です。作り切る体験ができれば、次の曲はもっと速く、もっと自分らしい仕上がりになっていきます。

















