Androidスマホを買い替える際、これまで使っていたアプリを新しい端末に移動したいというニーズはとても多いです。アプリを一つずつ手動でインストールするのは時間も手間もかかりますし、アプリ内データが引き継げない場合もあります。しかし、Android同士であれば、いくつかの方法でアプリやそのデータを簡単に移行することが可能です。この記事では、AndroidからAndroidにアプリを移動するさまざまな方法を詳しく解説します。
アプリを移動する前に知っておきたいこと
Androidのアプリは、Google Playストアからインストールされることが一般的です。そのため、基本的には新しい端末で同じGoogleアカウントにログインすれば、以前使っていたアプリを簡単に再インストールできます。ただし、アプリ内データ（ゲームの進捗や設定など）は、アプリによっては別途バックアップや移行が必要です。また、一部のアプリは端末間の直接転送ができない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
Google Playストア経由でアプリを移動する方法
最も手軽で一般的な方法が、Google Playストア経由でのアプリ移動です。この方法は、Googleアカウントにログインしている限り、どのAndroid端末でも利用できます。
- 新しいAndroid端末でGoogleアカウントにログインします。
- Google Playストアを開き、右上のプロフィールアイコンをタップします。
- 「マイアプリ&ゲーム」を選択します。
- 「ライブラリ」タブをタップすると、これまでにインストールしたアプリの一覧が表示されます。
- 「このデバイスに未インストール」のアプリを選び、「インストール」をタップすれば、新しい端末にアプリがダウンロードされます。
この方法は、アプリの本体を移動するだけなので、アプリ内データは引き継げない場合があります。アプリ内データも移行したい場合は、アプリの設定やGoogle Driveなどのクラウドサービスを利用しましょう。
専用アプリを使ってアプリを移動する方法
Google Playストア経由ではアプリ本体しか移動できないため、アプリ内データも含めて移行したい場合は、専用の移行アプリを使うと便利です。代表的なアプリには「データお引っ越し」や「Send Anywhere」などがあります。
データお引っ越しアプリ
多くのAndroid端末では、メーカー純正の「データお引っ越し」アプリがプリインストールされています。このアプリを使うと、アプリ本体だけでなく、連絡先や写真、メッセージ、アプリ内データなどもまとめて移行できます。
- 旧端末と新端末の両方に「データお引っ越し」アプリをインストールします。
- 旧端末でアプリを開き、「データを送信」を選択します。
- 新端末でアプリを開き、「データを受信」を選択します。
- 両端末の画面に表示されるコードやQRコードを確認して、接続します。
- 移行するデータを選択し、転送を開始します。
この方法は、Wi-FiやBluetoothを使ってデータを転送するため、ケーブルが不要です。ただし、転送するデータ量が多いと時間がかかる場合があります。
Send Anywhere
「Send Anywhere」は、アプリやファイルを直接端末間で転送できるアプリです。Google Playストアから無料でダウンロードできます。
- 旧端末と新端末の両方にSend Anywhereをインストールします。
- 旧端末でSend Anywhereを開き、「送信」をタップします。
- 転送したいアプリを選択し、QRコードや6桁のキーが表示されます。
- 新端末でSend Anywhereを開き、「受信」をタップし、旧端末で表示されたコードを入力します。
- 転送が完了すると、新端末にアプリがインストールされます。
この方法は、アプリ本体だけでなく、アプリデータも転送できる場合がありますが、アプリによっては制限がある場合もあります。
クラウドサービスを使ってアプリを移動する方法
Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスを使って、アプリデータをバックアップ・復元することもできます。特に、アプリ内データを移行したい場合に有効です。
- 旧端末でアプリデータをエクスポートし、クラウドサービスにアップロードします。
- 新端末でクラウドサービスからデータをダウンロードし、アプリにインポートします。
この方法は、アプリによっては手順が異なるため、アプリのヘルプや公式サイトを確認しましょう。
USBケーブルを使ってアプリを移動する方法
USBケーブルを使って、旧端末と新端末を直接接続してデータを転送する方法もあります。この方法は、大容量のデータを転送する場合に便利です。
- 旧端末と新端末をUSBケーブルで接続します。
- 新端末で「古いスマホからアプリとデータをコピーする」というオプションを選択します。
- 画面の指示に従って、転送するデータを選択し、転送を開始します。
この方法は、ケーブルが必要ですが、安定した転送が可能です。ただし、すべてのアプリが転送できるわけではありません。
アプリ内データの移行について
アプリ本体を移動しても、アプリ内データ（ゲームの進捗や設定など）は引き継げない場合があります。アプリ内データを移行するには、アプリの設定やGoogle Driveなどのクラウドサービスを利用しましょう。
- アプリの設定で「バックアップ」や「同期」機能がある場合、Googleアカウントやクラウドサービスにデータを保存します。
- 新端末でアプリをインストール後、同じアカウントでログインすると、データが自動的に復元されます。
アプリによっては、専用の移行ツールや手順が必要な場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
アプリ移動時の注意点
アプリを移動する際は、以下の点に注意しましょう。
- Googleアカウントやクラウドサービスのログイン状態を確認します。
- アプリ内データの移行方法を事前に確認します。
- 転送するデータ量が多い場合は、Wi-Fi環境で行うとスムーズです。
- アプリによっては、移行できない場合や制限がある場合があります。
これらの点に注意すれば、スムーズにアプリを移動できます。
まとめ
AndroidからAndroidにアプリを移動する方法は、Google Playストア経由、専用アプリ、クラウドサービス、USBケーブルなど、いくつかの方法があります。それぞれの方法にはメリット・デメリットがあるため、自分のニーズに合った方法を選ぶと良いでしょう。アプリ本体だけでなく、アプリ内データも移行したい場合は、アプリの設定やクラウドサービスを利用しましょう。事前に準備をしておくことで、スムーズにアプリを移動できます。
AndroidからAndroidへアプリとデータを確実に移行する完全ガイド — Playストア・移行アプリ・クラウド・USB別解説をまとめました
AndroidからAndroidにアプリを移動する方法は、Google Playストア経由、専用アプリ、クラウドサービス、USBケーブルなど、いくつかの方法があります。それぞれの方法にはメリット・デメリットがあるため、自分のニーズに合った方法を選ぶと良いでしょう。アプリ本体だけでなく、アプリ内データも移行したい場合は、アプリの設定やクラウドサービスを利用しましょう。事前に準備をしておくことで、スムーズにアプリを移動できます。
