スマホの写真やPDFをその場でプリントできる便利さは魅力的です。Community PrintはWi‑Fi経由でコピー機と連携して手軽に印刷・スキャン保存ができる設計で、外出先でプリントしたいときにサッと使えるポテンシャルがあります。まずは操作感を確かめてみる価値ありです。
Community Printとは?
Community Printは、富士ゼロックス/富士フイルムブランドの一部複合機(DocuStation C3375 KT、ApeosStation C3551 KT)とスマートフォンをWi‑Fiで直接つないで、写真や文書のプリントや、複合機でスキャンしたデータをスマホに保存できるアプリです。対応ファイル形式や送受信の上限が明確に定められており、手元のスマホにあるデータをその場で扱える点が特徴。設定や端末の相性次第で使い勝手が左右されるため、利用前に対応OSやファイルサイズの制限を確認しておくと安心です。
何ができる?
Community Printでできる主なことは次の通りです。スマホ内の写真(JPEG/TIFF/BMP)を複合機へ送って写真プリント、文書(PDF/XPS/XDW/JPEG/TIFF)を送信して印刷、また複合機でスキャンしたデータをPDFやJPEG、XDW、TIFF形式でスマホに保存できます。送受信できるファイル数やサイズに上限があり、写真・文書は1ファイル6MBまで、スキャンデータは最大800MBまで対応。外出先で急ぎプリントしたい時や、紙資料をスマホへ取り込んで保存したい場面で役立ちます。
使い方は?
概ねの使い方はシンプルです。まず対応する複合機の近くでスマホのWi‑Fiを複合機のアクセスポイントに接続し、アプリを起動して印刷またはスキャンモードを選びます。スマホ内の写真や文書を選んで送信、複合機側で受信確認後にプリントを実行します。スキャンは複合機側で原稿を読み取り、保存形式を選んでスマホへ転送します。なお、レビューではファイル選択やWi‑Fi接続で問題が発生した報告が複数あるため、スムーズに使うには端末のOSバージョンやファイルの保存場所(ダウンロードフォルダなど)にも注意が必要です。
どんな人におすすめ?
Community Printは、外出先で写真や文書をすぐにプリントしたい人、複合機のスキャンデータをスマホへ保存して整理したい人に向いています。特に、対象のDocuStationやApeosStationが設置されている職場や施設をよく利用する人、スマホに保存した複数ファイルをまとめて扱いたい人には便利です。一方で、端末や環境によって接続の安定性に差があるという声もあるため、確実性を重視する場合は近隣のコンビニ印刷など代替手段も検討してください。
アプリの評価
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2024.5月頃は普通に使えていましたが
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以前は使えていたので、また対応されたら使えるようになるのかなと期待します。
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スマホのWi‑Fi設定をやり直しても
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出先で急に印刷が必要になりダウンロードしたが
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写真の選択はできないし全く送信できません。
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ファイルの読み込みが遅すぎる。
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スキャンをしたデータをスマホに送ろうと思ったが
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プリンタに送信して印刷データとして選べるデータと選べないデータがあります
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WiFi接続されているのにエラーが出て送信できませんでした。
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iPhoneのアルバムが開きません。
レビューで評価されているアプリのポイント
ユーザーレビューからは、稼働しているタイミングでは「以前は普通に使えていた」といった実用性の実例や、出先での「ダウンロードしてすぐ使えるはず」という期待感が見られます。一方で、実際の運用ではWi‑Fi接続の不安定さ、ファイル選択や読み込み速度、特定のファイル形式・保存場所からの取り込みに関するトラブルが多く挙がっており、安定性が評価の分かれ目になっています。要するに、正しく動作すれば手軽で便利だが、環境依存の問題で使えないことがある、という点がポイントです。
無料で使える?
公式の説明やユーザーレビューから判断すると、Community Print自体は無償で配布されているアプリで、基本機能(写真・文書の送信、スキャンデータの受信)は無料で利用できます。アプリ内課金やサブスクリプションに関する記載は見当たりません。ただし、利用できるのは指定の複合機に限定され、プリント自体は複合機側での料金(プリント代)が発生する点に注意が必要です。アプリの利用自体は無料でも、実際に紙やカラー印刷を行うときには別途料金がかかります。
対応環境・ファイル形式
対応機種は富士ゼロックスのDocuStation C3375 KT、および富士フイルムのApeosStation C3551 KTに限定されています。OS対応はiOS/iPadOSの17~18および26で動作確認がされていると明記されていますが、端末によっては動作しない場合があるため事前確認が必要です。プリント可能なファイル形式は写真がJPEG/TIFF/BMP、文書はPDF/XPS/XDW/JPEG/TIFF。スキャンデータの保存形式はPDF/XDW/JPEG/TIFFで、ファイル数やサイズにも制限があるので大量のファイルや大容量データを扱う際は注意してください。
トラブルシューティングと使いやすくするコツ
レビューで多く挙がっているトラブルの傾向から、実際に利用する際の対策やコツをまとめます。まず、スマホのWi‑Fi設定は事前に一旦オフにしてから複合機のアクセスポイントへ再接続すると改善する場合があります。ファイルは可能な限り対応形式(PDFやJPEG)に変換し、1ファイルのサイズを6MB以内に抑えると送信成功率が上がります。ダウンロードフォルダなど、OSの「アクション」メニューから直接共有できないファイルがあるため、ファイルを「ファイル」アプリ内の場所に移動してからアプリへ渡す手順を試すとよいでしょう。さらに、複合機側のソフトウェアやファームウェア、アプリの最新バージョンを常に保つことも安定利用の鍵です。
AppMatch編集部レビュー
実際に試してみると、対応機種が近くにあればスマホから直接プリントやスキャン保存ができるのは非常に便利でした。操作は直感的で、対応ファイルを用意すればスムーズに進みます。環境が整っている場所では短時間で用を済ませられる点が高評価です。(編集部)
Community Printとはどんなアプリか、使い方、評価、無料かをまとめました
Community Printは特定の富士ゼロックス/富士フイルム複合機と連携してスマホから直接プリントやスキャンデータの保存ができる無料アプリです。対応ファイル形式やサイズ制限を守れば手軽に利用できますが、レビューではWi‑Fi接続の不安定さやファイル選択の問題が報告されているため、利用前に対応機種やOS、ファイルの保存場所を確認することをおすすめします。正しく使えれば非常に便利ですが、状況によっては近隣のコンビニプリントなどの代替手段も視野に入れておくと安心です。













